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 気がつけば、僕は病院のベッドに横たわっていた。日付を見たら、あのお披露目会より2日が過ぎている。そっか、僕は頭を強く打ったのか。


 僕は、ふらり、と立ち上がろうとすれば、点滴を打ってることに気づいた。

 ――面倒だなぁ。そんなことを考えつつも、仕方なく点滴を持って歩く。


「あれ、姫香ちゃん?」


 それは、何故か聞き慣れた声だ。振り向けば、真っ白な薫くん。お婆様の病院で出会った、あの薫くんだよ。詳しくは、3話し見てね。

 ってわけで、相変わらず、白兎みたいで可愛いなぁ。外国から戻ってきたんだろうか?


「外国に行ったんじゃ?」

「アメリカの虐めが日本より酷くて……、耐え切れなかったんだ」


 しゅん、としょげた薫くん。彼は、相変わらず友達ができないみたいだなぁ。

 小動物だし、気が弱いから、なかなか話しかけることができないんだろう。


「銃とか普通に持ってるし、怖くて住めないよ。スリとかも多くてさ、治安が悪いし……」

「でも、日本の虐めは陰険だよ?」

「精神的にくるけど、身体的にはそこまでだと思うからさ」


 何故、白兎くんはここまで自虐的なんだか。女の子っぽいと言われるのもわかる気がする。

 だからこそ、なんか親近感が湧く。って、あれ、僕別に性同一性障害者ってわけじゃないぞ……?


「姫香ちゃんは、どうしたの?」

「ヤクザの抗争に巻き込まれた」


 嘘は言ってない。大げさに言ってるだけさ。


「え、えぇ? 大丈夫だったの?」

「じゃなかったから、病院に居るんだよ」

「ねぇ、それって大丈夫ってことじゃない?」

「あれ、そうだっけ?」

「そうだよっ!」


 ぷくっと頬を膨らませる白兎くん。小動物と話すのは癒される。これが、アニマルセラピーってやつだろう。


「でも、よかった。姫香ちゃんどこの学校行ったかわかんなかったんだもん。お母さんも、白桜さんに手紙出すなんていきなりは無理って言うし」

「あれ、普通にテレビで聖羅学園のやつやってたでしょ?」

「男の人しか写ってないよ?」


 あぁ、そうか。男装してたから、わからなかったんだ。


「そういえば、君って苗字は白兎?」

「ねぇ、それって僕のイメージでしょ? 苗字の関係性無いよね? 僕は、千鳥だよ。千鳥 薫」

「え、えっ、えぇぇっ!?」

「なんで、そんなに驚くの? そんなに有名な家柄じゃないのにね」


 ここは、ゲームと似てて異なる世界ってことが、確定?

 でも、もしかすると別な薫ちゃんが入学してくるかもしれないし。ほら、高校の時にね。


「入学予定は高校?」

「あれ、なんでぇ? 姫香ちゃんの学校探してるって言ったじゃん……。すぐ転校するに決まってるでしょ?」


 ってことは、これは別な薫くんか。まぁ、無害な薫くんが居ても問題はないよね。まぁ、白兎だし。小動物だし、危険性はないね。あるとしたら、キャベツやニンジンが不足することくらいかなぁ?


「ねぇ、さっきから、なんか失礼なこと考えてない?」

「いや、特に何も考えてないさ」

「どうだか……」


 でも、この白兎。この可愛らしい見た目なら、いくらでも友達はできそうなのに。なんていうか、見た目的に如月さんのドストライクゾーン入ってる気がする。あの子、こういう可愛らしいような綺麗なような子好きだから。

 ほら、飛鳥井、烏ケ森一族はどちらかというとお湯をかけて増えるホストってだしね。


「わぁ、もう卵ぶつけられなくてすむんだー」

「へっ……?」

「靴に画鋲が入ってないか調べなくてもいいし、体育服捨てられなくていいし、机の上にお花もないんだねー」


 どうやったら、こんなに不運な人生になるんだろう?

 とりあえず、今度遊園地行く時は、白兎も連れて行こう……。

 そう、決めた日だった。

あの展開、結構後の展開だったんですよ。

で、飛鳥井パパ殴っちゃったし、展開的に修正でき無さそう。


まぁ、書き終えた後にまずいかなって思ってプロット再確認はしてました。

その間にブクマが減って、いろいろ悟りました。

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