ギルド②~クロスリング~
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ギルドの中に入ると、中には4人の人が居た。
その4人はこちらを見るとそれぞれ発言しだした。
「あれ、またこのギルドに入りたいって人かな?」
昼間っから酒瓶?を持っている女性がそう言う。
「ふん、当然だね。逆にあのギルドに行きたがる人間の気がしれない」
眼鏡をかけた長身の男が言う。
「確かにあのギルドは嫌ですよね」
清楚なお嬢様のような人が言う。
「まあまあ、そんなにあちらさんの悪口ばっか言うんじゃないぞい。ところで君たちはこのギルドに加入しに来たのかぞい?」
白髪の陽気そうな老人が言う。
俺は最後の老人は質問してきたので、その質問に答える。
「ああ、一応そのつもりだ。だがその前に依頼の報告をお願いしたい」
「そうかぞい。今受付の子を呼ぶからちょっと待つぞい」
そう言って老人は奥につながっているらしき扉を開けて入っていた。
30秒ほど待つと、老人と一緒に女の子が出てくる。
「こんにちは!私受付のアリーナです!よろしくお願いします!」
部屋から出てきたのはアリーナという少女だった。
アリーナは見た目からしてまだ12歳ぐらいじゃないだろうか?なぜそんな子がギルドの受付なんかをやってるんだ?
その他にもいろいろと突っ込みどころがあったが、いったん置いておいて、話を進める。
「あの、依頼の報告とドロップ品の換金をお願いしたいんだけど」
「はい、承りました!」
アリーナはカウンターの横にある大きな机を指差し、「それではこちらに換金アイテムを置いてください!」というので、俺は換金したいアイテムを置いていく。そして、依頼の方は弥生に任せる。
俺が換金アイテムを置き終わると、弥生の方も依頼の報告が終わったのかこちらにやってくる。
「みてみて!3000メルももらったよ」
「お、そんなにもらえたのか、よく依頼を読んでなかったからな」
ちなみにメルとは、この世界の通貨のようなもので、宿に一泊泊まるのには3人で90メルかかるので、なかなかの金額だろう。
「換金アイテムの方も見終わりましたよ~」
換金アイテムの換金が済んだようだ。
「え~っと、今回は魔草の花びらが10枚と、魔草に雫が13個なので、総計で3300メルになります!」
俺たちはメルを受け取り分配を済ませる。
分配が終わったところで、老人が話しかけてきた。
「分配は終わったかぞい?それなら次はギルドメンバー登録ぞいね、この紙にそれぞれ必要事項を書くぞい」
俺たちは言われた通りに紙に記入していく。
「終わったかぞい?じゃあ次はパーティ登録ぞいね。おぬしらはパーティ、ということでいいぞいね?」
「ああ」
「じゃあパーティ登録をするぞい。パーティ登録は、パーティでクエストに行くときや、パーティ専用のクエストを受けるときに必要になるぞい」
「わかった、で何をすればいいんだ?」
「もうギルド登録は済んでるから、パーティ名を教えてほしいぞい」
パーティ名か、考えてなかったな・・・
「ねえねえ、パーティ名『ラビット☆ラビット』がいいと思うな」
「却下」
「じゃあ俺の『マッスル同盟』だな!」
「それも却下」
その後も『フラワーガーデン』とか『男の生き様』とか『天●同盟@●ラグ』とか『筋肉●ェイ●ェイ』とか、突っ込みどころしかないようなものが出てくる。
「あ~、もう俺が決める!」
俺は痺れを切らしてそう言ったが、なかなかいい名前が思いつかない。う~ん・・・
が、そこに名前の神が降臨したかのように、アイディアがでた。
「よし、俺たちのパーティ名は『クロスリング』だ!」
「ん、まあいいいんじゃない」
「俺もいいと思うぞ!ところでなんでその名前にしたんだ?」
「いや、特に意味はない。もし何か意味をつけるなら、〈双璧を成す〉ってところかな。三人だけど」
「よし、じゃあそれに決定ね!」
「おう!」
「じゃあ、パーティ名は『クロスリング』で」
「了解じゃぞい」
パーティ、『クロスリング』が誕生した瞬間だった。
まさかのギルド③に続く!?




