表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
60/65

第5期 第8話 世界への招待状

挿絵(By みてみん)


海外イベントの打診を受けてから一週間。


ユウキの会社では、国際オンライン会議が開かれていた。


大型モニターには、海外フェスティバルの運営チームが映し出される。


「本日はお時間をいただきありがとうございます。」


通訳を交えながら、打ち合わせが始まった。


「私たちは、日本で行われている若手アーティスト支援プロジェクトに深く感銘を受けました。」


担当者が笑顔で話す。


「ぜひ、次回のフェスティバルで、その取り組みをご紹介いただければと思います。」


ユウキは静かに頷いた。


「ありがとうございます。」


「私たちも、音楽を通じて新しい出会いが生まれることを願っています。」



会議を終えると、スタッフたちから自然と拍手が起こった。


「社長、おめでとうございます!」


「まだ正式決定ではないよ。」


ユウキは笑いながら答える。


「でも、大きな一歩になる。」


机の上には、海外開催の企画資料が並んでいた。


日本で積み重ねてきた経験が、新しい舞台へ届こうとしている。



その日の夕方。


Luminous Fiveはスタジオで新曲の打ち合わせをしていた。


「もし海外で演奏するなら。」


アヤネがノートを開く。


「初めて聴く人にも伝わる曲がいいよね。」


「メロディーを大切にしたい。」


マアヤがギターを鳴らす。


アグリは鍵盤を弾きながら頷いた。


「言葉が違っても、音楽は伝わるから。」


ミユキは楽しそうにリズムを刻む。


「会場のみんなで手拍子できる曲もいいな。」


イノリはメモを書きながら微笑んだ。


「私たちらしい一曲にしよう。」



数日後。


ユウキはスタジオを訪れ、五人へ正式な報告を行った。


「みんなに伝えたいことがある。」


五人がテーブルを囲む。


「海外フェスティバルへの参加が正式に決まった。」


一瞬、部屋が静まり返る。


「本当に?」


ミユキが目を丸くする。


「おめでとうございます!」


アヤネが思わず立ち上がる。


マアヤも笑顔で拳を握った。


「夢みたい。」


アグリは嬉しそうに資料を見つめる。


イノリはゆっくり息を吸い、静かに言った。


「ライブハウスから始まった私たちが、海外のステージへ……。」


その言葉には、これまで歩んできた時間への想いが込められていた。



その夜。


六人は近くのレストランでささやかなお祝いを開いた。


「乾杯!」


グラスが軽く触れ合う。


「海外でも、私たちらしく演奏したいね。」


アヤネが笑う。


「うん。」


マアヤが続ける。


「技術だけじゃなくて、楽しんでいる気持ちも届けたい。」


イノリは静かにユウキを見る。


「ここまで連れてきてくださって、本当にありがとうございます。」


ユウキは首を横に振った。


「僕一人じゃここまで来られなかった。」


「みんなが努力を積み重ねてきたからこそだよ。」


五人は照れくさそうに笑った。



帰り道。


夜風が心地よく吹いていた。


イノリは空を見上げる。


「世界って広いですね。」


「うん。」


ユウキも星空を見上げる。


「でも、夢はどこへ行っても同じだ。」


「音楽を届けたいという気持ち。」


「挑戦する人を応援したいという気持ち。」


イノリは穏やかに頷いた。


「その気持ちを持って、次のステージへ行きます。」


夜空に輝く星は、まるで新しい未来への道しるべのようだった。


Luminous Fiveとユウキは、日本を飛び出し、新たな景色へ向かって歩き始める。


物語は、いよいよ最後の大きな舞台へと進んでいくのだった。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ