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第2期 第1話 新たなステージ、新たな風

挿絵(By みてみん)


春。


ワンマンライブの成功から三か月が過ぎていた。


Luminous Fiveは以前よりも多くのライブ出演依頼を受けるようになり、週末は各地のライブハウスを回る日々が続いていた。


一方、ユウキが主催する「NEXT RISE FESTIVAL」も音楽業界で少しずつ名前が知られ始めていた。


「社長、今年は出演希望が去年の三倍です。」


スタッフが資料を差し出す。


「こんなに……。」


ユウキはページをめくりながら目を丸くした。


インディーズバンド、シンガーソングライター、アイドルグループ。


全国から数百組もの応募が集まっている。


「選考が大変になりますね。」


「だからこそ、公平に審査しよう。」


ユウキは静かに答えた。


「無名でも、本当にいい音楽を届ける人にチャンスを渡したい。」


スタッフたちは力強くうなずいた。



その日の夕方。


Luminous Fiveの五人が事務所を訪れた。


「こんにちは!」


先頭を歩くアヤネは以前にも増して明るい笑顔を見せる。


「お久しぶりです。」


マアヤ、アグリ、ミユキも続いて頭を下げる。


最後にイノリが穏やかに微笑んだ。


「お仕事、お忙しそうですね。」


「みんなもライブ続きなんでしょ?」


「はい。」


イノリは苦笑する。


「ありがたいことに出演本数が増えました。」


「でも、体調管理も仕事だからね。」


「気を付けます。」


会議室では今年のイベントについて意見交換が始まった。


「今回は地方から来る出演者も多いので、交流会を開くのはどうでしょう。」


アグリが提案する。


「面白いね。」


ユウキはメモを取る。


「演奏だけじゃなく、人との出会いも大事にしたい。」


「私たちも何か協力できることがあれば。」


アヤネが言うと、他の四人も大きくうなずいた。



打ち合わせが終わるころには、外は夕焼けに染まっていた。


「そうだ。」


ユウキが思い出したように口を開く。


「今度、新しいライブ会場を見学しに行くんだけど、一緒に来ない?」


「私たちもですか?」


ミユキが目を輝かせる。


「出演者目線の意見も聞きたいから。」


「ぜひ行きたいです!」


五人は顔を見合わせて笑った。


イノリも静かにうなずく。


「ステージに立つ側だから気づけることもあると思います。」


「期待してる。」



帰り道。


イノリとユウキは駅まで並んで歩いていた。


「第2回イベントが終わってから、いろいろ変わりましたね。」


「そうだね。」


「でも、一つだけ変わらないことがあります。」


「何?」


イノリは少し照れながら笑う。


「音楽が好きだという気持ちです。」


ユウキも笑顔になる。


「それが一番大事だ。」


春の風が二人の間を吹き抜ける。


新しい季節。


新しい挑戦。


そして、新たな出会い。


ユウキとLuminous Fiveは、それぞれの夢を胸に、また次のステージへ向かって歩き始めるのだった。


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