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長らくお待たせしました!

楽しんで頂けたら幸いです♪

千里のやつ、大丈夫か?

多分、無意識なんだろうが、俺と兄貴を清一さんの間に挟んで、一番距離を取ってる。勿論、兄貴の隣だぞ。どんだけ、清一さんが苦手なんだよ・・・。


「あの、警察が、来てますけど・・・」


いくら本家の人間でも、警察に関わるなんて、千里には経験ないだろうしな。不安そうな千里に、兄貴がそっと寄り添っている。あ、千里の顔が照れた!

とはいえ、ここには恋敵ライバルが居る訳で。


「千里さん、そんなに不安そうにしないで? 僕が付いてるよ」


さぶっ!? リアルでそんな恥ずかしい台詞を、サラッと千里に言っちゃう清一さん。すげーよ。こっちは、見事に鳥肌ものである。


「あ、ありがとうございます・・・」


おい、千里。顔がひきつってるぞ! 頑張れ、兄貴に見られたくないだろう!! 耐えるんだ!


「・・・今日の依頼は、この家に起きてる事、土地神と氏神を鎮めて、元の場所に御帰り願って、そして場の穢れを祓う事、警察が居るのは、行方不明事件がこの辺りで起きてるからで、恐らくこの瘴気と関係あるはずです、そちらも何とか出来るなら、何とかすること」


・・・・・兄貴、説明は分かりやすいんだが、視線が怖すぎる!! 清一さん、まーたく気付いてないから、意味がないけど。冒頭の沈黙も、視線が物語ってた! 殺気は辞めてくれ!!


「とりあえず、神様は後にします、彼らはここの住人を守っているに過ぎませんし」


ここは、術者会でも有名な曰くつきの家である。珍しく、家に土地神を祀る社があり、さらに、氏神の加護がある家なのである。一般人なのに不思議な血筋としか言いようがなく、この家の一家を神様が守っているのだ。理由は不明。神のやることに、俺たちが口を出してはいけないだろうし。


「でも、早く解決しろって、物凄く二人の神様が視線で言ってるように思うんだけど・・・」


俺が口を挟むと、揃って皆は家を仰ぎ見る。この家の屋根には、只人には視えない、巨大な白い蛇と、立派な髭を生やした翁姿の神様たちが、今か今かと此方を揃って見ていた。うん、プレッシャーが半端ない。


「まずは瘴気の出どころの特定をしましょうか」


折角4人居るんだし、二手に分かれたい。ついでに、兄貴と千里の距離も縮めたい。更に、報告の義務があるから、1回で済ませたい。兄貴と清一さんは同じ家に住んでるから、恐らく報告は二人で行うはず。俺と千里も、家に報告するから、一回で済ませるには。


「それじゃ、二手に分かれましょう、俺が清一さんと組むから、兄貴と千里が組んでくれ」


報告がこれで一回で終わる。違う視点の話も出来るから、兄貴たちも楽だろう。俺も本家に行かなくて済むし。これは重要なことなんだ。


「おい、千里さんは僕と・・・」


「報告考えると、本家同士で組まれると面倒なんですよ」


「だが!」


彼としては、愛しい(笑)千里と一緒に仕事のチャンスとか、考えてそうだが・・・。ふっ、そうは問屋が卸さない! 報告は一回で終わらせたいのだ!! この面倒なメンバーの後に、当主様と話すなんて、俺は嫌だ!


「分かった、お前は報告を一回で済ませたいだろ? 相変わらず、面倒が嫌いだな・・・」


あ、兄貴にはバレてたか。でも、効果は合ったらしく、清一さんがごねるのを辞めた。おっ、割と素直に組んでくれて助かったぜ。


「それじゃ、俺たちは近所を回ってきますから、兄貴は千里と中をお願いします」


千里の力は、今回は外では不利だろう。兄貴も居るしな。・・・・・決して、神様からのプレッシャーに負けた訳ではないぞ? 向き不向きの問題だからな。それに、ここの前は浄化したけど、恐らくは近所はそのままのはず。早く浄化して回らないと、モノを引き付けてしまうだろうし。


「仕方ない・・・、昌磨さん、千里さんを頼みますからね!」


おいおい、お前が頼むのはおかしいだろ・・・。まあ、素直に聞いてくれたし、これくらいは兄貴も気にしてない・・・訳ないか。思いっきり、殺気を放ってるし・・・・・。大人げないぞ、兄貴!! 幸い、気付いたのは俺だけ。はあ、前途多難すぎないか?


◇◇◇◇◇


拓真のお陰で、憧れであり大好きな昌磨さんと組めて、本当に感謝しますよ!! 後で拓真の好きなお菓子、買っていくからね♪


「昌磨さん、頑張りましょうね!」


「クスッーーーうん、頑張ろうね、千里」


そう、名前を呼ばれただけで、クラッとくるのは、好きになったがゆえでしょう。カッコよくて、優しくて、頼もしくて・・・・・。他にも色々あるけれど、昌磨さんを男の人として認識するのは、私にとってはとても当たり前のように感じたのです。-----運命のような。


「さて、家の中は間違いなくこのお二人が守ってるだろうから、お庭かな? でも、ここって感じがしないんだよな・・・」


家を前に考え込んでいる昌磨さん。その姿もカッコいいんですが、そうではなくて。


「昌磨さん、お隣・・・あそこから濃い瘴気を感じませんか?」


感覚的に、ここではないのは分かります。神様が2柱も居て、穢れが発生なんてありえませんし。美しいまでに清らかな空気のここに、似つかわしくない瘴気。ここじゃないなら、近所からきているのかもしれません。だとしたら、警戒して神が顕現するのも頷けるんです。


「確かに・・・、一応、外から見てみようか」


こちらの方針も決まり、私たちは外からこの家のお隣を視てみる事にしました。

それにしても、拓真と清一さん、大丈夫なんでしょうか?


お読み頂きありがとうございます♪

長らくお待たせいたしまして、本当にすいませんでした。もう少し頑張りますので、宜しくお願いします♪

完結目指して頑張るぞ~!

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