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お待たせいたしました!!

やっと、やっと! 完結です!!

完結までに長らくお待たせいたしましたが、無事に終わりを迎えました。

お気楽、陰陽師物語になったこのお話ですが、最終話もまあ、こんなノリです。


兄貴、千里に変な奴が声をかけないように、器用に威圧してた。あいつ、気付いてすらないな。本当に、威圧するくらい大切なら、いい加減、付き合えよ!!

・・・・・そういえば、千里のやつ、俺のコンタクトの件! 忘れてないだろうな!? 明らかに忘れてるだろ!?


「おい、千里、当主様に話したら、コンタクトの件、しっかりと話し合おうな?」


にっこりと笑って千里に聞けば、あっと、明らかに忘れてたという顔。まあ、実際の騒動は、千里のお兄さんが起こしたわけで・・・。払ってもらおう、絶対に!!


「さっ、当主様に報告して、さっさと終わらせよう」


兄貴に促され、とりあえず清一さん宅、本家に向かう。千里と俺は、帰る時に、今度は千里の父方の実家に向かう。そこが、千里の家の本家に当たるんだ。本当は、次期当主として、一緒に住めば良かったらしいが、子宝に恵まれすぎて、本家では手狭になり、今の家に家族で引っ越したらしい。とはいえ、直ぐ近くだから、歩いても行ける距離なので、そこからは徒歩で帰れる。それに、千里の祖父母は俺の本家の人達より優しいから、俺は好きだ。俺の理解者でもあるからな・・・・・。俺の恋が、諦めることなく続いているのも、この人達のお力添えが大きいんだ。


「ただいまー・・・・・っ」


清一さん、普通に入ったのに、入り口で固まらないでほしい。切実に、邪魔だ。兄貴も、千里も、困惑顔だし。


「おかえりなさい、清一」


そこには、とってもいい笑顔の、次期当主夫人。つまりは、清一さんのお母様。ここに彼女が居るという事は、つまり。


「・・・やっぱり、報告されていたか」


後ろでは、諦めたような、そんな声で兄貴が呟いてるし。状況を把握したらしい千里に至っては、巻き込まれないように、外用の笑顔になってるし。


「お母様、な、何故、ここに?」


声が裏返ってるぞ、清一さんや。まあ、分かるけどな。今回は自業自得だ。多分、これには、俺も巻き込まれるんだろうな・・・・・。


「あら、息子の出迎えをしてるだけよ? 今日は拓真君も来ると聞いてたから、一緒にオハナシをしようと思って」


・・・・・俺の人生、終わったかも。今日は、俺は清一さんと組んでるからな。これは自業自得の巻き込まれだ。ちらりと視線を向ければ、千里は視線だけで、頑張れと告げられた。うん、千里も知ってるからな。この奥様のお話合いの恐ろしさを。昔、清一さんと任務を受け、巻き込まれた事がある俺と千里、兄貴も、それは身に染みて知っている。


「千里さんと、昌磨さんは奥の間で当主が待ってますから、お手伝いさんに付いて行ってね」


・・・・・兄貴、羨ましすぎるぞ!!


「骨は拾ってやるよ」


すれ違いざま、それを言われても、嬉しくない!!


◇◇◇◇◇


遠い目をした拓真と、顔色の悪い清一さんを残し、私と昌磨さんは当主様の元へ案内されます。拓真さんは、一応、本家に住んでいますが、あくまで一時的なものです。その為、正式な本家の人間とは言えないそうで、こういった場合、お手伝いさんが形式上つけられます。・・・・・まあ、めんどくさい習慣だそうなので、誰も特に言わないんだとか。

なんて考えていたら、直ぐに着いてしまい、否が応でも緊張します。


「入りなさい」


初老の男性の声がして、礼儀作法に乗っ取って、私と昌磨さんは当主様に報告します。多少、形式ばったところはありますが、概ね、説明が終ったところで、お茶を出されました。ここからは、いつもの、おしゃべりの時間です・・・・・。


「どうだい? 清一は、ちゃんと出来ていたかい?」


はぁ、またですか。親ばか・・・もとい、爺バカ全開です、当主様。まあ、早くに出来た初孫ですからね。可愛いのは分かりますが、甘やかすのはいかがなものかと。まあ、お偉いさんですから、オブラートに包みますけど。棘があるのはご愛敬で。

しばらく会談していると、顔色が悪い二人が案内されてきました。容赦ないです、若奥様!! 当主様の前である以上、二人とも緊張してますもの。

まあ、直ぐに私と拓真は解放されましたけど。お迎えの車が来たので。


「助かった・・・」


「お疲れ様、拓真」


「今日は災難ばっかりだ・・・」


「確かに・・・あ、でも私は新しい式神の子が増えたから、悪いばかりでもなかったかな?」


今は仮契約ですが、お腹の子供が生まれたら、本契約をするつもりです。子供まで縛るつもりはありませんから。


「はあ、朝からコンタクトは無くすし、仕事では散々だし、終わったらお説教とか・・・マジありえん」


あー、これは確かに。拓真だけ、不幸が続いてますね。


「兄貴と千里の初々しい姿とか、俺をいじめたいのかと本気で思ったぞ?」


「そんなことないもん!! 初々しい以前に、まだ付き合ってないもの!」


「早く付き合えよ・・・お前ら」


呆れた様子の拓真ですけど、こっちにも事情があるんです!!

私の内心を他所に、拓真は呆れた顔をしてます。何か悔しいですし、むかつきます!!


「ふん、そんな事いう拓真には、うちに入れてあげません!!」


「!? それは卑怯だろ!?」


ぎゃんぎゃん喚きながら、私たちはいつもの日常に戻っていきます。お互いに、いつか、この胸の思いが、それぞれの相手に伝わる日が来ることをーーーーーーーーー。



最後までお読みいただき、本当にありがとうございます。

完結の後書きほど、感慨深いものはありませんね。

こちらの企画を作成された皆様、素敵な企画をありがとうございました!!

しょっぱなから見事に遅刻した連載小説でしたが、今年中に無事に完結出来て、正直ホッとしています。本当は、時間があれば締切に間に合わせたかったのですが、あのジャンル制覇に、つい、ホラーの文字を見つけてしまい・・・。はい、妄想いたしました。あんまり怖い要素は入れませんでした。が、楽しんでいただけましたでしょうか。

あの無意識イチャイチャバカップルと、ツッコミ少年、そして、ライバルにすらなれてないライバル役少年、彼らの未来は、きっと明るいものとなるでしょうね(笑)

やっとくっついたーと、約一名が騒ぎそうですが(笑)


改めまして、最後までお読みいただき、ありがとうございました。

また別の作品でお会いできるのを楽しみにしております。

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