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見つけてくれたのね。  作者: 閃光HANABI
独白~渡良瀬月子
6/7

滝行

 私の昼食スペースは、お世辞にも環境が良いとは言いがたい。


 校舎裏の非常階段。


 砂ぼこりだらけで、カビ臭い。

 見つけた日に軽く掃除はしてみたものの、一週間もすれば、ほらね! 元通り。


 雨の日なんて、最悪だ。

 足元に、ナメクジが這ってることなんてザラにあるし、カビ臭さだって更に増す。

 おまけに、弾けた飛沫(しぶき)が容赦なく打ち付ける。


 さながら滝行。

 私の煩悩(ぼんのう)は、この程度では消えませんけどね!


 それでも百八回続ければ、私の煩悩も消え去ってくれるのだろうか?


 ――そうであればいい。


 抱えて来たものも、これから背負って行くものも。


 全部まるごと。




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