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4-1 決戦

 作戦決行の時刻

今回の僕たちのターゲットである

魔族か現れる未界に身を潜める。


 ここに魔族が大軍で転移してくるようだ。




 暫く待っていると、辺りが暗くなった。

そして、轟音とともに空間が裂け、

大量の魔物が押し寄せてくる。


 防ぐ間もなく大勢の魔物が街の方に向かった。

僕たちの役目は頭を叩くことだ。

 国の方はなんとか持ちこたえてもらうよう

防衛班を信じるしかない。



 さっそく僕たちは作戦通り仕掛けた。

まずはアオイが先陣を切る。


 アオイのアビリティは『爆破』

狙った場所で爆発を起こす能力だ。

アオイは最大出力で目の前に大爆発を起こす。


 すると、多くの魔物が断末魔を上げながら

消し飛んだ。


 僕はちゃっかりアオイの『爆破』も『分析』し、ハントした。


 アオイのアビリティについては昔から知っていたが、

当時は『分析』も使えなかったので、理解出来ず諦めていたのだ。



 アオイに続き、エスガルドさんが

『ハイパワー』で大暴れしている。


 僕が一番使用頻度の高い

現在使えるアビリティの中で最強のアビリティだ。


 そして、

パティは【ライトニングディザスター】を放ち、

エナ姫は【アイスエクスプロージョン】を放った。


 僕も見ているだけではなく、

さっそく我が妹から拝借した『爆破』

で大爆発を起こした。

相手が大勢いるときにより、効果を発揮する

アビリティだ。


 そして僕たちが作った道を颯爽と

“スティンベル“の面々が通過していくと、

今はもう閉じている割れ目から最後に出てきた魔族の元に向かう。


 やつらが敵側の大将格である、

デュルネステス族の“三魔衆“なる3体の魔族だ。


 魔族も人間の国家のような多くの組織があり、

デュルネステス族というのは、その1つである。


 要するにこれは

リーベル王国対デュルネステス族の戦争であり、

デュルネステス族のトップである魔王は領地に控えている。


“三魔衆“はデュルネステス族の魔王の子供達であり、

デュルネステス族最強の幹部と言えるだろう。



 「襲撃だと!?どういうことだ!」


 “三魔衆“の中でもリーダー格である、ハブスが叫んだ。


 僕たちの奇襲に動揺を露にする。

こちらとて『予言』以外で知りようのない

情報だったのだ。

当然、魔族側としても想定外だろう。


 すかさず、“スティンベル“と“三魔衆“

それぞれが1体1で対峙できるように動く。


 僕逹の仕事は“スティンベル“の補助だが、

第一は、“スティンベル“が

1体1の戦いに集中できるように

“三魔衆“以外の敵を排除することだ。


 魔族の手下逹を倒しながら、その戦いにも注目する。


 強力なアビリティは多ければ多いほど良い。

可能であればハントしておきたい。


 一番近くで始まっている戦闘が

ギャラハン王子対“三魔衆“デルケルだ


 はっきりとは見えないが、

接近戦の真っ向勝負という形ではなかった。


 『分析』すると、

ギャラハン王子のアビリティは『サイコ』

デルケルのアビリティは『魔眼』だった。


 ハントを試みるがどちらもハントは出来なかった……


 この戦いは一旦諦めて、

他の戦いにも目を向ける。



 モナ王女対ナデラだ。

頭の中で姫呼びしてしまうと、

エナ姫とこんがらがってしまう恐れがあるので

モナ王女と呼ばせてもらっている。


『分析』の結果、

モナ王女のアビリティは『念動』

ナデラのアビリティは『洗脳』

ということが分かった。


 ナデラがビームを出し、

モナ王女が念波のようなものを出して

受け流す攻防が続いているようだ。


『洗脳』の名の通り、ビームが当たってしまえば

洗脳されてしまうようだ。


『念動』は現在ビームを受け流すために

使っているが、念波のようなものを出して

対象物を意のままに操れる能力のようだ。


 ……なんかある意味似た能力だな……

長引きそうな予感がする



 こちらはハントに成功したが、

ハントできないアビリティの理由に関しても

近いうちに解明しておかなければならない。



 一旦目的のハントは終わったので、

最後の戦いに目を向ける。


 サリバン王子対ハブスだ。

こちらが事実上の大将戦といえるだろう。


『分析』すると、

サリバン王子のアビリティは『マシンガン』

ハブスのアビリティは『硬化』

だということが分かった。


 サリバン王子は腕に魔道具を装着し、

そこから魔力を込めた弾を大量に放出している。


 ハブスは『硬化』された皮膚で

防ぎつつ、反撃を狙っている。



……よし!これもハントできた。

ハントしながら魔本に書き込み、保存する。

これによってハントしたアビリティを

自分の中に形として、落とし込むことができるのだ。



 別にサボっていたわけではないが、

一通りハントが終わったので僕もこちらの仕事に集中しよう。

 いつも応援ありがとうございます!

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