2-3 砂の城
--朝がきた
昨日用意しておいてくれたらしい
朝御飯を温めて、いただくと
レイラを戻した。
基本的には隠密行動なので数は少ない方がいいのだ。
まずは状況を確認することにした。
僕が端末で、エナ姫は『分析』で
状況を確認した。
既に半数以上減っているが、
有力候補は全て残っていた。
「ん…
ターゲット以外で拠点作ってるペアがいる……」
「お!どんなやつ?」
「多分この人たち」
エナ姫に端末を見てもらおと、
キプロス&グローリー組を指差していた。
スキルハントに当たって、“7部星“以外に
有力候補を探すための指標も考えていた。
そのうちの一つが、拠点を作れるかどうかだ。
あえて動き回るために、作らないこともあるが
拠点を作れるアビリティや魔法は、
それだけでかなり優秀なのだ
後は“7部星“を含むペアを倒したかどうかだ。
端末では倒したペアも表示されるため、
それも指標の一つだ。
とりあえず、キプロス&グローリー組
のところにいくことにした。
実力者同士ははじめはぶつからないように
することが多い。
そのため、“7部星“は後でいいと考えたのだ
キプロス&グローリー組は
砂のようなものでできたドーム状の建物を
拠点としているらしい。
インビジブルをかけた上でさっそく向かった
(中に二人いる…)
僕たちは外では『リンク』で会話するようにしている。
しばらく木の上から見張っていると、
名前も知らない男女ペアがやってきた。
「おいなんかあるぞ!やっちまえ」
「ええ!【クロスファイヤー】!」
女性の方が砂のドームに向かって中級炎魔法
を唱えると、砂の一部が壊れ、
中から二人組が出てきた。
さっそくエナ姫は『分析』の体制に入り、
僕もいつでもハントできるようにした。
勝負は一瞬できまった。
男女ペアが二人で【クロスファイヤー】を唱えるも、
キプロスという金髪の女性が水属性中級魔法
【ネオアクア】でかきけし、
同じく金髪の男こちらがグローリーであるが、
砂嵐を出現させると
二人は呑み込まれ消えていった。
そしてグローリーは、拠点の砂が崩れた部分を直した。
闘いのどさくさに紛れて我々も撤退した。
あのアビリティは『砂塵』レベルは6だ。
頭の中に流れてくる分析結果をなんとか
理解し、
ハントすると『砂塵』をレベル5でゲットできた。
エナ姫が分析をかけながら拠点に戻っていると…
(……エスガルドが私を探してる……
索敵能力もあるし見つかるのは時間の問題かも……)
『リンク』で伝わってきた。
まじか……危惧していた問題が起きた。
奴はエナ姫を嫁にしたいという意味で
狙っているがなぜか我々を目の敵にして
探し始めているらしい
こうなったら見つかるのを待つより
奇襲した方が効率がいい
ついに闘うことを決めた。




