表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
2/34

そんなバナナ!

 その事件は閑静なマンションが立ち並ぶ住宅街で起こった。


 団地妻が頭から血を流して倒れていたのだ。

 そのそばにはキンキンに冷えたバナナ。

 バナナには血がベットリついていた。


「バナナが凶器か…」

「バナナが凶器なんて、そんなバ」

「その先を言ったら殺すぞ新入り」


 ゆとりのある新米も、鬼上司に殺すと言われたら黙らざるを得ない。

 あまりにもふざけた事件に、取っ掛かりを求める事すら放棄した刑事と新米は食事がてら、事件現場の近くの居酒屋に向かう事にした。


「らっしゃあせー!」

「やっしゃっしゃーせー!」


 店員の元気のいい声が響く。


「やっっしゃあせ!二名様ですか?」

「そうだ」

「やっしゃっしゃああ!こちらへどうぞ」


 席に着く二人。


「生二つと唐揚げね」

「あい、よろこんで!」


 充分に酔いが回った頃、待望の唐揚げが運ばれてくる。


「唐揚げにレモンかける奴ぁ最低だよなぁ」

「あれ?先輩、このレモン凍ってますよ?」

「まさか。果物凍らせてどうするんだよ」

「どうするってそりゃあ…」


 ハっとした二人。


「犯人はこの居酒屋の関係者だぁー!」

「そんなバナナ!」





 そうだった。完

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ