番外編 にぃにとトリックオアトリート!!
10月31日なのでハロウィンです。…本編とは関係ありません。
「トリックオアトリート!!」
僕はねぇねに着せてもらった『ごすろり』って服でにぃにの元へ向かった。
「…優。お菓子欲しいの?それともイタズラしたい?」
「お菓子もらってイタズラするの!!」
「ふふ。それじゃダメだよ。トリックオアトリートは『お菓子くれなきゃイタズラするぞ』って意味なんだから」
「じゃあお菓子!!」
にぃには僕が下げていたカバンに飴やラムネ、チョコなどを入れてくれた。
「これから近所回るの?」
「うん!!」
「1人で?」
「ううん。子ども会の子と一緒に行くの」
「…子ども会って…1番年下なの…優じゃなかった?」
「う?そうなの?」
…全然知らなかった。いつもにぃにと一緒にいたから…。
「待って。にぃにも一緒に行くよ」
10分もするとにぃにがやってきた。
「にぃにかっこいい!!」
「…寧子…なんで僕のまで用意してるんだよ」
にぃにはヴァンパイアになっていた。ちゃんと牙まである。
「優はかわいいだね」
「むぅ!!ボクもかっこいいがいい!!」
「でも優のサイズには合わないんじゃないかな」
あ…。
僕はしょぼんとなった。
「さ。行こうか。お姫様」
「お姫様じゃないもん!!」
「うひゃ!!ちょ…優!!リボン忘れてる!!」
ねぇねは玄関にいた僕達に追いつき、僕の頭にリボンを結んだ。
「よし。…黒と赤のゴスロリがこんなにも似合うなんて…やっぱり優の才能ね」
「才能!?ボク才能あるの!?」
「えぇ。ほら、いってらっしゃい。お菓子集めるんでしょ?」
「うん!!」
僕はねぇねの用意したピカピカの黒い靴を履いて家を出た。
「「「「「トリックオアトリート!!」」」」」
その後、10軒程の家を回ると僕の持っていたカバンはいっぱいになった。
「いっぱい!!」
「よかったね。…そろそろ帰ろうか。暗くなってきちゃうし」
「うん!!お腹空いた!!ママ、今日のご飯何作ってくれたかな?」
「なんだろうね」
楽しみだな〜。
「みんなにもトリックオアトリート!!お菓子くれたらイタズラするぞ!!」
「…優。お菓子くれなきゃイタズラするぞだよ」
「…あれ?ボクなんて言ったの?」
皆さんもハロウィン、お楽しみくださいね。




