86話、目的地へ、違和感がある?
「おはよう」
「おはよう」
翌朝になり、いつもの挨拶をした後
いつものように支度をしてミアが調理をして
食事した後を一緒に片付けていると
なぜか、ミアを見てしまう。
視線に気づいたみたいでこちらを見てきた
「なに?」
「いや、今日も可愛いなと思って」
「....ありがとう」
短い文だったしこっちを見ないミアは左目が金色になって、片付ける手が速くなってるな
片付け終わり、歩き出すと大きい建物がみえてきた
「あれがそうなの?」
「うん、あの建物が目的の場所だよ」
「何か、要塞みたいね」
ミアの言う通り、変わらず岩山がくり抜いてでかい
けど、前に来た時みたいな人の気配は感じない
助けた人は何処かに行ったのかもしれないな、
門前に来たが敵の首を切った場所と槍で刺された箇所を見ると嫌でも思い出すな
一緒に入り口から中に入ったが違和感を感じた
死体が、無い?
それどころか血の跡もない、まるで何もない様な空間
匂いもしない、洗ったにしては綺麗すぎる
此処に、誰かが来たのは間違いない
要塞の中に入る入り口を抜けると、中に洞窟があるんだよな。
見える要塞部分や周りは多分、宗教者の居住区とか生活場所だったのかもしれない
生 区に 何も かっ のか?
ん、大事な何かがこぼれた気がする
まぁ、いいや。言葉にできないし
「ここから、中に入るの?」
「そうだよ、入ろう」
ミアが指差した、要塞の入り口の中にある洞窟に向かう
中に入ると、薄暗いが物はあるが人は居ない
檻はあるが綺麗な檻だ、まるで新品みたいで光沢がある
「誰も、居ないみたい」
「思ったより、中には何もないね?」
探っても誰も居ない、ミアも周りを見るが誰も居ないと感じる
うん、やはり血の跡もない。何故だ?
「助けた人達が死体を運び出してくれたんだろうね」
「そっか」
本当か?もしそうなら何故
生活感が無い?
数日かかってもあの人数で片付けれる量じゃ無いし綺麗すぎる
「ミア、おかしい」
「どうしたの?」
「死体が、無さ過ぎるし」
「死体を助けた人が片付けたにしては生活感が、無い」
「もう一度、索敵してみるね?」
「頼む」
ミアが構えた、やっぱ索敵は俺には見えない
「誰も、いないみたい」
「ミア、索敵で引っかからない場合は?」
「死んでいるか死んで無いか、動いてるか動いてないか」
「つまり、相手が生物とかなら必ずわかるって事か」
「うん、絶対に痕跡は残せないから」
なら居ないって事か、杞憂なら良いんだが
物理的な痕跡は徹底的に探すか
奥、混ぜられて鉄格子や檻があった部屋も数日前なのに懐かしさがくる
だけど、痕跡がない。檻の中には血の跡すらない
「おかしい、血の跡すらない」
「うん、おかし過ぎる。もう一回索敵するね」
ミアがまた索敵をするが苦い顔をした
「やっぱり居ない」
「1番奥にいるかも知れない」
最奥の研究室に待ち構えてるかもしれない、警戒しながら行くか
最奥に着いたが罠も人の気配も何もなかった。なんだ、この違和感
大事な事を見落としてる気がする...
生活区に 何もなかっ のか?
何があるか、考えろ
考えていると、ミアが不思議そうに最奥の扉を指差した
「この部屋がそうなの?」
「うん、ここで見つけた」
ミアと話すのを優先しよう
「先に、俺が罠を確かめる?ミア、俺の後ろにいて」
「わかった」
扉、まず全体を軽く叩く
全部一定、何も無い。もしかしたら奥で待ち伏せか?
勢いよく開けて中を開けてみるか
「ミア、もしかしたら敵が待ち伏せてるかも」
「準備するね」
ミアが杖を構えたな、よし!
扉を勢い良く足で蹴って!...あれ?
静か過ぎる、人の気配もない
「ミア、索敵してみて」
「...誰も居ない」
中を見ると、本当に何も居なかった
人の後もない
檻にも、何もなかった。血がない
奥には本棚が、あったはずだが
「半分以上無い...」
魂の宗教が処分した?いや、それなら全て燃やすだろ
持ち去った?
「半分以上無いね」
「もしかしたら持ち去られた後みたいだね」
研究日誌の三冊目以外が無い
「俺たちに関する事がごっそり持って行かれている」




