75話、ミアの世界
セレンがミアリスを横にした後に、バングルがついた手を出した
ミアの顔は穏やかに寝てるのに涙と、魂にヒビが見える
「どうしたら良い?」
「ミアリスさんの隣で横になって、剣をバングルの下に置くので地面に置いてください」
「わかった、こうか?」
横になって剣をミアリスとの間に置く
「そのまま、剣を触ってください」
「あとは、眠くなったら寝てください。そしたら入れます」
「わかった、行ってくる」
セレンの両手から黒い煙がでて来た
「闇魔法、干渉」
眠く、なってきた
ん、ここは真っ黒な空間にいる?
真ん中で誰か泣いている、白い、女性の声
右目でみたらこの女性は白い魂だった
なら赤い魂は?
赤い魂は、真上にあるが手が届かない
泣いてた白い魂の女性が寄って来た
「ねぇ、貴方がアーキ?」
「そうだ、お前は人工魂だな?」
「うん、もう死ぬけどね」
「死ぬ前に、知りたい事があるんだ」
泣いていた、女性はこちらを見てる
「君は、今でもミアリスが大好きなの?」
当たり前だ
「お前には色々言いたいがもちろん、大好きだ」
「そっか、私もシンに言われたかったな」
後ろを向いた、女性が足元から消えていく
「さようなら」
彼女には言いたい事はあったが、けどどうでも良い。今はミアリスだ
目の前から消えた白い魂を見届けて、赤い魂に手を伸ばすが
どうあがいても届かない
どうしようかな、何か持ってないかな
身体は普通の服か、ポケットには...何も無いかな?
んー、、、色々あるが、蒸しパンとミルク?
手に持つと、小さいかけらが集まってきた
「初めて渡された蒸しパンとミルク、美味しかったし優しさに触れた」
これは、ミアリスの記憶?
集まった魂が、次は痺れ草に変わった
「トカゲに襲われそうな時、助けてくれた。王子様かと思った」
更に魂が、スープに変わった
「不味かったけど、久しぶりに誰かと食事できた嬉しさ。誰かに感情を出せた嬉しかった」
味より栄養スープか
スープが、なくなった
「彼は一人で勝手に街を出るようだった、内心はついて行きたい。置いていかないでと叫びたかったが、プライドが許さなかった。」
「彼は不器用に私に言いやすいようにしてくれた。とても嬉しくて、良いな、恋人にしたいかもと思った」
どんどん空から赤い魂が雨のように降って来てる、俺の目の前集まる
手元に笛が出て来た
「かけがえのないもの、つながりができたようで嬉しかった」
「色々な人と出会い、笛を吹いたらお互いのつながりを感じて私は幸せだった」
次は笛の他にバングルが出てきた
「古城でセレンさんにあなたは両思いですよと言われて、証拠に考え込むアキの近くで笛を吹いたらわかりますと言われ」
「吹いたら、アキが飛び起きて好きだと分かった瞬間。嬉しくも顔が見れなかった」
「フレイルさんに、アーキはお前の都合の良く生きてはいない人間と言われた。私は反論したがすべて返され、アキの身代わり魔法で腕が飛んだ瞬間。フレイルさんの言葉を理解した」
「素直になって私の言葉で、彼にぶつかったら。全てが良くなっていった」
バングルが闇に溶けた
笛が、燃えて
雨が、止んだ
周りが、燃え出した
「でも私が、全て燃やし間違えた」
「気づいた時には船で身体を乗っ取られ」
「アーキに冷たい言葉を浴びせて燃やして刺した」
「感触が残っている、どう頑張っても泣き叫んでもとめれなかった」
「私は生まれて初めて、死にたいと思った」
「シンアにミアと呼ばれて喜ぶ乗っ取った奴をずっと見せられて呪いたかった」
全てが、炎で包まれた
「ダークナイトが殺しに来た時、救われると思って嬉しかったけど」
「アーキを殺した挙句あんな事をいうシンアと私を乗った奴を殺したかった」
「私をミアと呼んでいいのはアキだけだ」
「私は復讐をしたけど」
「私は、私の意思で人を」
「殺した」
「更にアキの首まで切った、こんな私なんかもう」
「いらない」
炎が増し、上の赤い魂が割れだした。まずい
何かないか?
下を見たら、赤い雨の中に笛があった
拾い、俺は思いっきり
ぴぃぃぃぃぃぃ!
笛を吹いたら、振動が止まった
上にあった、魂と、下にあった雨達がひき合うように混ざり
目の前に赤い門が出来た、門に向かうと弾かれた
「来ないで!」
明らかな拒絶の風で少し飛ばれた
だがな...
船の時とは状況が違うんだよ!
歩く、拒絶の暴風がくる
耐えて歩く、一歩
「なんで、なんで来るのよ!アキ!」
「うるさい!」
一歩
「なっ、えっ?」
吐き出せ
「俺はな、お前を取り戻しにここまできたんだよ!」
今必要なのは俺の気持ちだ!
「ミアリス!!」
「は、はい!?」
門の前に立った、門は上に上げたら開くタイプの入り口か!
「俺と話したいか話したくないかどっちだ!」
「それは、話したいけど」
下を掴み、上に上げる
「なら!」
「黙って!」
「この扉を!」
「開けろぉぉぉぉ!」
叫びながらあげると、腰ぐらいまで上がった
「ちょ、待って!」
「うるさい!こっちは何回殺されかけたと思ってるんだ!」
「たまには、俺の言うこと聞けやぁぁ!」
叫びながら門を開けたら、真っ白な空間にミアリスがいた




