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俺の呼び笛と君の呼び笛  作者: アルフレイム
死が漂う城壁都市セラス
63/88

幕間、ノルクス達の裏事情(ノルクス視点)

サイドノルクス


第二波のスタンビートが見えた、私の力を使わないとダメみたいね


あら、壁上から下をみたら輪廻の剣と輪廻のバングルを上に上げた二人が見えた


セレン、この状況を見越したな?両手に光を集中し闇の剣と闇のバングルに光を送り声を出した


「輪廻の2つよ、審判の武具に変わりなさい」


光と闇は表裏一体、セレンの力が強ければ輪廻に

私がいれば、一時的にだけど輪廻の剣とバングルは変化する


目に見えるものを全てを消滅させる最強の剣とバングルになる


だから闇の郷では最上位の品として封印されていた

渡す人と、私の気分によっては世界のバランスが消えるから


消滅は輪廻に帰れない、魔物はもとより魂は無いから魂を求めて人を襲ってしまう

魂の無い器が魂を求めているような物ね


む、後ろを振り返ると闇から殴りたいと思った人が出てきたけど殴れない。今の彼女の顔は俯き、後悔と怒りの顔だ


「想定外です」

「セレン、逃げたのでは?」

セレンに私が問いかけるといつもの口調では無く、真面目な問いの声


「貴方を怒りに来ました。私の予言だと2日は早く着くはずでした」


「そして、あの二人は英雄として輝かしい未来を歩むはずで。私達の来るべき切り札になるはずの未来が変わりました」

セレンの予言も万能じゃ無いからセレン自身が動くのだけど、上手くいかなかったのね


「闇の聖女の一人が犠牲になりました」


「誰が犠牲になったの?」

喉が渇く、でも聞かなければいけない


「サラです、闇の聖女の中でも一番優しかったあの子よ。今回の首謀者であった魔族の怨嗟を全て引き受け、怨嗟を出し尽くして浄化した後は輪廻に旅立ちました」


セレンも裾を握るぐらい悔しいのね、それもそうよね。仲間が死んだのだから


「そう、サラが...」


サラは里では私の妹みたいな存在で、花が大好きだった印象の子

務めを果たしたのね


私は、私達に起きた事を説明しなきゃ


私たちは魂の宗教の連中が攻撃してきて死傷者が出たため到着が遅れた


「魂の宗教が、何故か進行を妨害してきたの」

セレンが何かを察したようだ


「なるほど、今この土地で活動してるのはシンア達ですか、不味いことになりました」


「このままだと輪廻の剣とバングルが私達の最悪の手に落ちます」


「な、なんですって!?」

シンアの手に渡ったらマズイ、何が起きるかわからない

「その剣は、憎悪の剣に変わり...あの封印を壊します」


「最悪じゃない」

頭を抱えた、あいつらやりやがった

疑問も残る、何故アイツらは私達を妨害した?

偶然かもしれない、けど違うかもしれない


「私は、私の尻拭いをします。まだ間に合う。けど、私も危険に晒されるし。理に触れるかもしれません」


セレンは闇の聖女の性質上、戦うには適していない。もどかしいと一番感じてるのはセレンでしょうね


「貴方はこの街の対処を、街の人を助けたのにあの二人が責められてます。そして二人は街を去りました」


セレンが言葉に感情が見えないで命令してきた時は本当にまずい時だ、取り返しがつかない一歩手前


一度だけあった、その時は世界が崩壊する一歩

だった。

多大な犠牲もだした、考えたくないくらい酷かった


「わかった」


「あと、終わったら里帰りをしなさい。今神聖教和国に帰るとノルクス、あなたの魂を輪廻送りにしないといけない」


え?


「一部の強硬派が魂の宗教と繋がっていて貴方に牙を突き立てます。」


え、私死ぬの!?そんなの出る前には素ぶりすら見えなかったけどセレンが言うってことはマズイ状況みたいね


「シンアの裏にいる奴を消滅させなければ死にます。でも、里帰りしたら行く場所がわかります」


久々の闇の郷に里帰りか。そう考えたら悪くないわね。行く場所がわかるってことはアイツらの尻尾が掴めたって事だしね


「そうね、護衛は今来てるパーティの添木を連れて行くといいかもね」


セレン、いきなりパーティの添木って言われても私知らないのよ

下に行った時に聞いてみるしかないかな。


でも、やっと悲願が達成される


「やっと尻尾を掴んだのね、あいつを消すのは我ら三聖女の願いですからね」


「全ては、正しい循環の為に」


「循環の為に」


闇に消えるセレンを見届けてため息を出した


おそらく事態は、深刻を極めてる


ねぇ貴方は、どう思う?

空を見ながら思う


私たちのもう一人の聖女、慈愛の聖女


下に降りると、審判の剣とバングルを使った二人に対する罵詈雑言が飛び交っている

イライラする、騎士団が道を開けてくれる

この人達のために私は全力疾走をこの歩きづらい服でしたのよ、転けなくて良かった


「穏やかじゃ、ないですね」

「今、あの二人が力を出した理由は私の力です

「それ以上でもそれ以下でもありません」

「して、その二人はどちらに?」


私は一歩ずつ歩きながら、喋ると銀色の鎧の騎士が私の問いに応えた


「いなくなりました」


セレンの予想通りね、目の前の人達を見たらこの人たち以外、自分の事しか見えてないようね

目でわかる

ただの八つ当たりだ


「そうですか、罵倒をしていた皆様は魔物と変わりませんね」

私の言葉に周囲が凍ったが気にしない


私は、私の事をするまで


「添木というパーティは居ますか?」

「はい、俺たちがそうですが...?」

スキンヘッドに筋肉質な男性

緑を基調にした大人しめの女性

小柄な女性とその女性の近くにいる男性

なるほど、バランス取れてるね


「あなた方は着いてきなさい、話があります」


「黒十字大隊、この街に駐留せずに去りましょう」


「ここには、ほとんど人間は居ません」


守る価値は、今はないから

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