表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
俺の呼び笛と君の呼び笛  作者: アルフレイム
深林の街、後編
39/88

37話、初めて本音で話す

伝えとくねと言われたが、剣は霧散したし

どうしたらいいんだ、この空間、真っ白な空間に1人残された


胸、笛があるな


ミアに無事を知らせるか?でも精神世界だしな


ぴぃぃぃぃぃ


ミアの笛が聞こえた?

とりあえず、吹いてみるか


ぴぃぃぃぃぃぃ!


なんて、精神世界?みたいな場所でくるわけがないか

ぇ、なんか空間に


ヒビが入ってないか?



「あぁぁぁぁきぃぃぃぃ!」

ヒビが割れたかと思ったらミアが出て来た!?

はぁ!?何故ミア!?


「なぜここに!?本物!?」


ミアの目が、心なしか座ってる?


「そんなことは後!」


左目が金と黒になったミアが近づいて来て叫んでる


「言いたい事は!」

「沢山あるけど!」

思いっきり息を吸うミアさん


「とりあえず、歯を食いしばれぇ!」

思いっきりビンタされた。

その後抱きしめられた


「バカ、何してるのよ!」


「ふざけんな!」


胸の中で怒りながら泣き言をあげられてる

状況が読めない、とりあえずわかるのは


ミアのは凄い怒っている


「誰が自分を犠牲にして盾の役割をしろなんて言った!ダグスの言葉と混じって本当に最悪だったんだから!」


ミアの怒りの声に返答に困りしどろもどろになってしまう


「あ、いや、、その、、」


「何?」


嫌われる勇気をもて

レンの言葉が浮かんだ、嫌われる勇気か。


よし、ミアにぶつかろう


「ごめん、俺の存在意義がわかんなくなってた」


俺は、今は自分を着飾らない


「ミアはなんでもできる、なら俺の価値は?盾以外ないと思ってた」


ずっと、クレストでも同じだった。金を出せば価値がある。盾になれば価値がある。素の俺には、何もない


そうだ、価値はない

本当に?


「日常だって ミアは闇の精霊が話し相手になってくれてるし。俺は不要なのかと感じた」


ミアには闇の精霊が居るから

本当に?


「えっ.....」


ミアが驚いてる、けど俺の話を聞いてる


「会話、索敵、亀だって俺抜きでできる。俺にできるのは、ミアのために盾になる。それが意義だと思っていたし」


今は?違うよな。


「魔族と戦いになったから、全滅よりかは俺が死んだ方が良いと考えてた」


今は、ミアの気持ちがわかるから


「バカ!」

言われて当然に

「盾って誰が言った!」


元凶の名前をだし...あれ?


「それは...ダグ....」


やつは、ミアだけを壊そうとしたのか?

俺も、壊そうとしたと何故気づかなかった?


待て、思い返せ。いつから盾と思った?

ダグスに会ってからだ。あいつの「空っぽ」と「盾」いう言葉が、ずっと頭にあった

空っぽだから盾になるしかない。そう思わされてた


「気づいた?」


俺も、壊そうとしたと何故気づかなかった


「奴の、手口」


奴の毒は今も、俺の中で回っていた


「うん、私も言われて気づいたの」

ミアの表情が硬い、けど


「あいつが逃げてて、もし顔を合わせたら」

それはまるで決心をしたように


「私ほんとうに、殺せると思う位に憎い」

覚悟を決めていた


「けど、それ以上に」


「アキの苦しみに気付けなかった私が1番憎い」

言わなかったから、気づかなくて当然だ


だけどミア、それは違う。俺が言わなかったから気づけなかったんだ。

レンに言われるまで俺自身、気づいてなかった。嫌われたくなくて隠してた。結局それだ


「ごめん、気づかないうちに奴の言葉に踊らされてた」


「盾の役割を気づいたらさせられてるなんて、ダグスの毒って本当にわかってても効くんだな」


レンが言ってた「嫌われる勇気を持て」の意味が俺なりに解釈できた

嫌われたくないから本音を言えない。言えないから毒に気づけない。毒に気づけないから壊れる。そういうことか


「アキ、」

俺にミアが抱きついてきた


「アキ、気づいてあげれなくてごめんね」


「こっちこそごめん」


こうなる前の俺ならこんな俺でごめんって言ってる

だが、今の俺なら


ミア、心配はもうかけない


「アキ、私にとってアキは代わりはいないよ」


その言葉に、涙が出た。

今までに流した事ない、俺は



胸が暖かくなる、この涙を知らない



「あと私ね、はっきり言うけど」

ミアがはっきりと俺の目を言ってくる、左目は銀色に戻ってる


「アキに価値なんて求めてないよ?」


「え?」


あっけらかんに、答えるものだから俺も変な声出た




「私は、アキの一生を求めてるから」




ミアは何を当たり前の事をいってるんだ?みたいな顔してる


、、あまりにもぶっ飛んでいる、けど俺には大正解の回答に思わずため息をついた、今まで考えてた自分にふっと泣きながらも笑ってしまうくらい


悩みが小さく感じた


「ミアは俺の価値観を超えてくるね」

そこも、大好きなところ見つけた

「私は、いつも思ってる事を言っただけよ」


「どう?ダグスの毒は消えた?」


「うん、消えた」


その言葉に、ミアの左目が金色になった


「あの、ミア」


ちょっとのイタズラくらいなら良いよな?

「なぁに?」


「すごく、怒るかもだけど」


「うん?」


「胸を叩いて叫ぶの、聞こえてたし見えてた」


凄く、胸を痛めたし嬉しかった


「は、はぁ!?」


「いやー、、、闇の剣が見せてくれた」


「どこから?」

ミアが詰めて来たが事実は言わないとね、内心は俺のターン


「レンが止めたあたりから」


「最初から見てたの!?」

コロコロ表情が変わって可愛いな、ボソッと後で尋問しないとって言ってるな


「うん」


「そう、なら私の気持ちわかったわよね?」


俺が頷いたら、ミアが俺の胸を軽く叩いた


「死んだら許さないから」

真面目な顔したし、真面目に答えないとな


「死にたくなくなった、ミアも先に死んだらダメだよ」


「なにそれ、どっちも死ねないじゃん」

お互いに思わず笑い合った、和解するように笑った。


「次ね、アキ、正座して」


正座?


「え?」


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ