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海を揺蕩う文の梁  作者: 文海マヤ
――2022――
31/205

仮題『言葉と共に』/『爪』

きみだけのものだから、大切に、ね。

仮題『言葉と共に』


音の連なり 意味の波

発することでしか心を描けず

やがて 耕した脳に植えられた種が

ひとつ ひとつと 顔を出す


あなたの五体の画用紙に

置かれた色は どれもが生きていて

命に寄り添うように紡がれては

道行きを彩るでしょう



仮題『爪』


なあ もう辞めちまえよ

痛みに耐えるのは辛いだろう?

鮮やかだから剥がしてるんだ


浅はかな思いなどその程度で

削剥(さくはく)の辛苦の前に褪せてしまう

いい加減認めてくれよ


まだ 残ってるよな

新月が来る前には 立ち止まれよ

頼むぜ 相棒



真似事はやめときなよ。

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