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仮題『7月7日』/『涙の夜』
眺めようよ、祈りながらさ。
仮題『7月7日』
カササギを待っていた
パノラマの宙海に 迎えの舟
散開星団たちの合唱が
我儘な願いを スクリーンへ
催涙雨に濡れた頬を
撫でられるのを 待ちながら
賽の目が揃う時が来る
どうか 今宵は会えますように
仮題『涙の夜』
首が絞まる 首が絞まる
希死の指が登ってくるのは
決まって 微睡みの少し前
青白く染まる部屋の中
見えもしない縄が 左右に
侮るようにして振れている
頬を伝えば 道徳は亡く
また あらゆる救済は隔てられ
きみは今日も 死んでいく
絵本を読んであげるよ。




