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仮題『今際』/『燃葬』/『祝祭、祝福』
ばらばらで歌おうか。
君は君でないからね。
仮題『今際』
音階の上がる物語の続きを
誰かになぞってほしかったんだ
いつまでも筆を執っていることが
できないのだと 知ったあの日から
自分以外が描くことなどできない
僕の続きを 君の続きを
描いたっていいのだと
首縄を通し 思うのだ
仮題『燃葬』
拍子抜けの二十二世紀
橋の下で 君を燃やそう
もう 匂いもわからないや
灰色の空は飽いてしまった
苦しみの水溶液を溢した
君の白い白い腹膜は
爛れたように剥がれては
私を責める 責め立てる
仮題『祝祭、祝福』
腫瘍を刻んで 切創を潰して
取り返しのつかない散歩道
首輪が振れる窓際に
剥がした生爪が落ちている
芯の剥がれた 体の真ん中に
新しい釘を打ち付けようか
流行りの音楽を枕にして
あなたの肋骨を焚き上げるのだ
ナンバーナイン、そればっかりだ。
泣き声が目覚ましになるの?




