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海を揺蕩う文の梁  作者: 文海マヤ
――2023――
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165/205

仮題『クリエイティブ』/『知らない空』/『RE:信仰』

元気かな、"自称"創作者のみんな。

取り分けられた小皿に、いっぱいのさよならを載せて。

仮題『クリエイティブ』


どこかで見た何かの焼き直し

擦り切れ 滲んだ 二番煎じ

きみの言うところの創作なんてものは

結局 模倣と接合に過ぎないのだ


それでも 創らずにはいられない

狂った お日様の下で 私たちは

土の味を確かめながら

見つけられる日を待っているのだ



仮題『知らない空』


鈍色 青色 赤く染まるかも

梯子が外されたあとに滲んで

ここではない何処かとつながる

現世で一番大きな鏡


あなたが行ってしまった

昏い昏い場所にだって

様変わりしてしまったカンヴァスが

通じていると信じている



仮題『RE:信仰』


「ずっと 気になってはいたんです」

「命を受けた意味を並べて」

「呼吸をする理由を解すことが」

「杞憂の傘を畳んでくれるのかと」


「そうでなければ 苦痛そのものを」

「愛することができないわたしは」

「ありとある痛みを瘡蓋で忘れて」

「神すらも疑うのでしょう」


こんこんこん、ノックは3回。

私の心に入ろうとするなら、ね。

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