↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
海を揺蕩う文の梁  作者: 文海マヤ
――2023――
PR
144/205

仮題『言葉の端っこ』/『季節外れの詩』/『週末』

聞くつもりがないのなら、届くはずがないじゃない。

その声音は、別の所で使いなよ。

仮題『言葉の端っこ』


「いつも 決まって句読点だ」

 屁理屈が聞きたいわけじゃない

 頭のいいふりをしたとしても

 空白は誤魔化せないのだから


 本当に伝えたいことを口に出すには

 耐え難いほどに痛んでしまうから

 ささくれた音に包んだ言葉の

 最後に少しだけ 預けるのだ



仮題『季節外れの詩』


 現実の再解釈 窓の向こうの瑠璃

「そちらの朝日は眩しいかい?」

 紅く染まった葉を食む毛色

 落葉を待つ いち にの さん


 目にも明るい手のひらが

 あの日の架線に 綱渡り

「やれやれ 風を待つばかり」

 やがて 凍てついてしまうでしょう



仮題『週末』


恩赦の花束を抱えた貴人の

頭蓋を打ちつけて奏でた音色に

たった一杯の麦酒のためだと

大手を振って歩こうじゃないか


今日ばかりは すべてが許される

一足飛びの帰路ですらも

鼻歌で彩った道を行くために

夕間暮れの鐘を待つのだ


わーるどえんど、うぃーくえんど?

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。