↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
海を揺蕩う文の梁  作者: 文海マヤ
――2023――
PR
137/205

仮題『かまいたち』/『健康』/『戸惑い』

これも愛なの、かな?

仮題『かまいたち』


傷が痛む 傷が痛む

薄く切れたものほど 鋭く

滲んだ血を舐める舌すらも

いつしか 滑らかに切り裂かれ


忘れることは許しません

風の吹く限り 痛みの続く限り

血の止まった切り傷だけが

私の感じる愛なのだから



仮題『健康』


くらくらしちゃうな この不調が

続く限り ひとりきり

孤独の病と診断されたのは

薬が合わなかったからなのだと


作られた完全は要らないから

ざらついたあなたの肌を撫でるための

指一本が腐らずにいれば

それでいいの これでいいの



仮題『戸惑い』


心は振れる カンセイの輪っか

揚力次第の飛行機雲も

静電気の痛みを恐れるあまり

シャッターを切るのを忘れていた


一度拡がった 不和の波紋が

凪ぐことはなく 凪ぐことはなく

厄介なささくれを 見ないふりして

いつものホーム 午前八時


お医者さんは嫌い?

わたしはあなたが嫌いだよ。

そうとも、空は落ちるからね。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。