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仮題『散歩道:屈折』/『憧れ:鬱屈』/『トラウマ:Re』
高度は下がる、私も裂ける。
愛も繋がりも、不要なんだよ。
仮題『散歩道:屈折』
瑪瑙を飲んだ わたしの葬儀
沿線沿いに伸びる影
年月を言い訳に萎びては
滴る雫を集めているのだ
鼻歌の楽譜を彩る血痕
七分の丈に詰めた尺骨の
痛みを書き起こした三行が
いつか あの月に届くと信じて
仮題『憧れ:鬱屈』
肘から先は要らないものだ
膝から先も 捨てて構わない
ただ この言葉を紡ぐための
脳だけあれば それでいい
誰かと手を繋ごうとするのなら
そぞろ歩いてしまうのであれば
そんな無駄は省いてしまって
ただ ものを書く機械になりたい
仮題『トラウマ:Re』
歯の底の底に沈殿している
苦味の手は 忘れた頃
わたしが一番幸せになった頃に
ずるり 手を伸ばしてくる
過去から逃れられぬなどと
わかりきった言葉で切り分けて
理解し合ったつもりでいるのなら
まずは その脳味噌からかき混ぜよう
踏切で背、押してあげる。




