↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
海を揺蕩う文の梁  作者: 文海マヤ
――2023――
PR
138/205

仮題『散歩道:屈折』/『憧れ:鬱屈』/『トラウマ:Re』

高度は下がる、私も裂ける。

愛も繋がりも、不要なんだよ。

仮題『散歩道:屈折』


瑪瑙を飲んだ わたしの葬儀

沿線沿いに伸びる影

年月を言い訳に萎びては

滴る雫を集めているのだ


鼻歌の楽譜を彩る血痕

七分の丈に詰めた尺骨の

痛みを書き起こした三行が

いつか あの月に届くと信じて



仮題『憧れ:鬱屈』


肘から先は要らないものだ

膝から先も 捨てて構わない

ただ この言葉を紡ぐための

脳だけあれば それでいい


誰かと手を繋ごうとするのなら

そぞろ歩いてしまうのであれば

そんな無駄は省いてしまって

ただ ものを書く機械になりたい



仮題『トラウマ:Re』


歯の底の底に沈殿している

苦味の手は 忘れた頃

わたしが一番幸せになった頃に

ずるり 手を伸ばしてくる


過去から逃れられぬなどと

わかりきった言葉で切り分けて

理解し合ったつもりでいるのなら

まずは その脳味噌からかき混ぜよう


踏切で背、押してあげる。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。