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仮題『パラドックス』/『外面』/『SNS』
むげんに、ね。
3度目はないよ、気をつけてね。
仮題『パラドックス』
生きたくない 死にたくもない
しあわせになりたい気持ちを曲げて
斜に構えて口にするから
右も左も 天秤は歪なまま
間違い探しも 揚げ足取りも
全部 全部が 下らないのだ
ピリオドを打った筆先が
なにか言いたげに 揺れていた
仮題『外面』
こんな風に生まれてしまって
骨の形も変えられぬまま
せめての努力も認められずに
鏡を恐れて生きていく
左手を断れたのならば
もっと まともに生きられたのか
萎びた後悔は募るばかり
鄙びた虚勢は曇るばかり
仮題『SNS』
6インチの画面に詰まった
人生の上澄みを掬いながら
皮膚の中を蠢いている
線虫の痛みを無視し続けた
見えなかったわけではなかった
知らなかったわけでもなかった
ただ 気付かずにいたのならば
無いものとして扱えたのだ
こんなものだと、諦めるの?!




