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闇の烏:THE CROW  作者:
世界征服やりたい
20/21

異世界のタバコ(2)

ご覧頂きありがとうございます!


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(私の作品に限らず、星評価は作者の励みになります)


どうぞよろしくお願いします。

最初、ジャンとビルは俺を狩ろうとするかのような目で見ていた。しかし、俺がアキラだと分かった途端、突然態度を変え、急に親しげに接してきた。


「なんだよ、アキラじゃねえか。びっくりさせなよ」俺を見た後、ジャンは気楽な様子で言った。


「そうだ」ビルも気楽に言った。


(ん?……あいつら、アキラと知り合いだったのか)

俺を見た途端に態度が急変した彼らを見て、俺は少し不思議に思った。


(それでも、俺のやることに変わりはなし)


彼らがすでに俺を知っているかのようであっても、俺はまだ彼らを鋭く睨みつけていた。怒りを抑えているせいで、頬や首の血管がはっきりと浮き出ていた。


「なんだよってなんだよ、おい。言ったはずだ。弱い者いじめすんなよな?!」俺はドスを効かせた声で言った。


「助けて、兄ちゃん」地面にうずくまり泣きながら、モブTは希望に満ちた目で俺を見た。


それを聞いて、ジャンはモブTを少しの間見つめた。やがて額に血管がはっきりと浮かび上がり、彼が怒り始めたことを示していた。


そして、その怒りを抱えたまま彼はこちらに振り向いた。


「そいつはな!ガキ共から金を巻き上げてんだよ!ガキの一人もいねえお前に、親の気持ちがわかるわけねえだろ!」ジャンは俺に向かって怒鳴った。


「そうだ!そうだ!」ビルも怒っているようだった。


彼らの言葉を聞いても、俺の表情は変わらなかった。しかし、目は大きく見開かれ、瞳孔(どうこう)は少し小さくなり、さらに大きな怒りを抑え込んでいた。


「男に二言はねえ」怒りを抑えているせいで声が低くなり、それから俺は彼らの方へゆっくりと歩いて行った。


「それを聞いて、俺が考えを変えるとでも?そう思うか」俺の怒りはさらに大きくなった。


「アキラ、てめえ」ジャンの言葉には怒りが見えたが、どこか気が重そうだった。まるで自分の友人と対立しなければならないかのように。


ビルもジャンと同じような感情を抱いているのか、汗を流しているように見えた。


そして……


俺、ジャン、そしてビルの三人は、同じ怒りを込めて一斉にモブTを蹴りつけた。


「ゴミが!ガキ相手にイキがりやがって!ガキ共が可哀想じゃねえか!」俺はモブTを蹴りながら言った。


「全部ガキ共に金返せ!」ジャンはモブTを蹴りながら言った。


「そうだ!そうだ!」ビルも同じように言った。


「痛い、痛い…」それでも、モブTはただ痛みに耐え、両手で頭を庇いながらうずくまることしかできなかった。


一人の村の青年が、全く釣り合いの取れない集団リンチのように、俺たちが寄ってたかってモブTを蹴っているのを見ていた。その青年はモブTの状況を見て同情しているようだった。


「や…やめて!!!三人で一人を相手に、き…君たちはそれでも男ですか?!」青年は恐怖に叫び、目を閉じながら震える指で俺たちを指差した。


モブTは泣きながらも、希望に満ちた嬉しそうな顔でその村の青年を見つめた。


モブTにとって、その青年は彼を救うためにたった一人で嵐に立ち向かう勇気ある英雄のように見えた。


「兄ちゃん…助けて…」彼の顔は希望を見出したかのようだった。


その瞬間、俺たちはモブTを蹴るのをやめ、その青年を見た。


「なんだ、一般人かよ」俺は青年のほうを見ながら気楽に言った。


「お前も一般人だよ」ジャンは冷静に俺を見ながら言い返した。


「そうだ」ビルも言った。


「こいつはさ、ガキ共から金を巻き上げてんだ。心はないのか、お前は」俺はモブTを指差しながら、青年に対して気楽に言った。


「男がそんなことをするには、きっと心を泣かせるような理由があるでしょう!」青年は怯えながらも、必死に俺たちを説得しようとした。


「まあ、そう言えば。一度だけ聞いてみよう」俺は落ち着いた声で言い、モブTを見つめた。


「おい、てめえ!ガキ共から盗んだ金、何に使ったんだ、あぁ?!」ジャンはモブTに向かって叫んだ。


「そうだ!そうだ!」ビルも叫んだ。


うずくまったまま、モブTの両手は地面の上で握りしめられ、まるで彼が感じている悲しみを堪えようとしているかのようだった。


その時、彼の目から涙がこぼれ落ち、地面に落ちた。


「実は私は…」

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