6/7
幕 間
厄災は近い。
勇ましき者よ。
其の身を引き締めよ。
運命は近い。
勇ましき者よ。
其の身を受けいれよ。
宿願は近い。
勇ましき者よ。
其の身を応えよ。
選ばれた者は引いてはならぬ。
選ばれた者は戻ってはならぬ。
選ばれた者は倒れてはならぬ。
此の剣こそは天命に与えられた使命なり。
此の剣こそは命運に与えられた因果なり。
此の剣こそは空白に与えられた起源なり。
――故に、■■が此処に告げる。
真っ暗なとある場所。
此処がどこなのか誰にも分からない。
今が何時なのか誰にも分からない。
周りに何があるのかも分からない。
ただ分かるのは、そこにある何かが誰もいないその空間で永遠に感じる時間を、同じ言葉を何度も繰り返していること。
此の剣こそは天命に与えられた使命なり。
此の剣こそは命運に与えられた因果なり。
此の剣こそは空白に与えられた起源なり。
――故に、■■が此処に告げる。
(ぁぁ・・・早く、気づいてくれ)




