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問題児。
それは何故生まれるのだろう?
答えは、「先生たちが勝手な偏見をつけるから」だ。
先生たちに問題児呼ばわりされる人だって、本当はちょっと心を開くのが苦手だったり、色んな事情があって、こんな行動をしている。
なのに、勝手に「あいつはだめだ」という偏見を人に押し付けるんだ。
いわれている本人の気持ちも考えないで。
「梶谷君、ちょっといいかい?」
次の日の放課後、生徒会室に行こうとした僕を、教頭が呼び止めた。
「何ですか?急いでるんですけど・・・」
「いや、ちょっとね、すぐ終わるから、生徒指導室に来なさい」
「・・・」
僕は教頭について生徒指導室に入った。
まるで、取調べを受けるような・・・そんな感じがした。
「早速なんだが・・・君は、無理をしていないかい?」
「無理?」
僕は教頭の質問に逆に聞いた。
「いや、前の学校にいた頃は、執行部なんてやるような人じゃなかっただろう?
佐崎たちに無理やり入れられたんじゃないか?」
教頭はそういって青いファイルを僕に見えないように開く。
僕らの個人情報が載っているファイルだろう。
僕のページにはなんて書いてあるんですか?先生。
不登校?指導効果なし?引っ込み思案?問題児?
「無理なんてしてません」
「そうかね・・・われわれとしては、無理をしてるようにしか見えないんだが・・・」
「それは、間違いです。僕は、無理なんてしてません」
僕は繰り返す。
「そうか・・・ふむ・・・梶谷君、もう帰っていいぞ」
僕はその言葉を聞くと、すぐに立ち上がって、生徒指導室を出た。
先生たちは、僕に無理をしているというない事実を捏造して、生徒会活動を潰す気だったんだろう。
僕が、人前であまり意見を言えないのを見越した上で。
でも、今の僕は違う。
ちゃんと、いやなことははっきり言う。
先生たちの思惑どうりにはさせない。
僕は生徒会室に向かって走り出した。




