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学校と僕。  作者: 奏良
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江桜が持ち出した迷信と、佐崎奇妙な発案から始まった「カップル伝説大会」。

それから僕らはとてつもなく働く羽目になった。

他の行事は、大体去年前やっていたことを繰り返してやるだけなので、資料室から資料を引っ張り出してくるだけでたいていの仕事が済んでいた。

でも、新しい行事をやるとなると・・・

大体、命名だけされても、肝心の中身がない。

必然的に僕らはまず中身を決めることから始めた。


「アンケートの結果、告白タイムを作るが23票、もみじがりが17票、その他まとまりのない内容がばらついている」

江桜が集計した結果を田口が簡潔にまとめて読む。

「よく高校生とかが学園祭でやりそうな内容ばっかりね。ありがちって言うか・・・」

中田がため息をついた。

「じゃあ、いっそ小学生に戻ったら?」

江桜がニコニコしながら言う。

「小学生?」

僕は尋ね返した。

「そうね、小学生でやったもの・・・あ、これ見て!」

中田が指差したものは、アンケートの結果用紙だった。

3票とかかれたところに、「ウォークラリー」の文字がある。

「ウォークラリー!いいな!」

佐崎の目が輝いた。

「ウォークラリー・・・って何だ?」

僕は怪訝な顔をして聞いた。

「グループに分かれて町を回るの。クイズに答えたり、絵を描いたりして、得点を競うのよ。小学校の時は楽しんだな〜」

如月が黒板に字を書きながら答えてくれた。

「それさ、先輩とかから反対こないか?」

和倉が佐崎に聞いた。

「先輩でも楽しめるようなコーナーを作ればいいんじゃないかしら?罰ゲームとか盛り上がると思うけど」

中田が言った。

「アンケートをとってみる価値はあるな」

田口が資料を手繰り寄せた。

机から落ちた資料を江桜が拾う。

「はい、落ちたよ」

「あ・・・すまないな」

江桜の笑顔に、田口の顔が赤くなった。

そうだな。みんなが笑顔になれる行事なら、やる価値はあるかもしれない。

僕は早速会計用のパソコンでアンケート用紙を作った。

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