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「で、当日はこれからどうするんだ?」
和倉の的確な質問に、みんなカレーから顔を上げ、田口は我に返った。
「当日は、これから1時間半の自由時間をとり、各班での出し物の確認を1時間、その後夕食準備、出し物、管理棟での入浴、就寝となっている」
田口は資料をわしゃわしゃとつかんで言う。
「今日は、二日目にあるドッジボールの会場と道具の確認、入浴場確認、時間が余ればテントや料理の班決めをする」
みんな田口の言葉にめいめいにうなずいた。
「じゃあ、男子がドッジ、女子が入浴確認でいいわね?」
中田が尋ね、みんなを見渡す。
「あぁ」
「うん!」
「分かった」
「了解」
「OK!」
「よっし!やるぞー!」
みんなめいめいにうなずいた。
「うわ・・・ほこりやば・・・」
佐崎がクモの巣とほこりを見上げて言った。
「ずっと使ってないらしいから、しょうがないじゃないか」
田口がほこりにむせながら言った。
「ほら、早くボールの数数えて出ようぜ」
和倉の言葉に僕らはうなずいた。
「1、2、3・・・」
佐崎がむせながらボールを数えていく。
僕は倉庫を見渡して、クモの巣を見た。
・・・あれ?
ここのクモの巣、倉庫の外に出来てたのと形が違うな・・・
なんだか、形がぐちゃぐちゃしてる。
「おーい、瀬斗ぉ、こっち来て手伝ってよー」
「あ、うん」
僕は佐崎に促され、ボールを運んだ。
今はクモの巣なんて気にしてるときじゃなかったな。
そう思って、ボールのほこりを払った。




