020.Jw〇ve
いつもコメントありがとうございます。
おかげさまでついに20話目に到達しました。
「平日の朝は別所〇也、夕方はピストン西○って決めてんだよ!!!!!!」
《(・・・・・・)》
■■■■■
私は、地球の異世界転生担当職員、一応、神にゃ。
異世界転生担当職員とは、クライアントのニーズに合う人材を、異世界へ派遣する神級派遣事業者だにゃ。
クライアントから人材へオファーできる異世界転生特典のうち、最低限の特典を人材に渡しつつ、気持ち良く転生してもらうのが私の仕事だにゃ。
一般的なケースにゃと、基本パッケージ(記憶保持、異世界言語、鑑定《小》、成長補正《小》)辺りに、オプション機能を―――――――
もう、無理だ・・・
上位神より謹慎処分を受けたものの、誰も転生業務を引き継ぐやつがいなかった・・・困った上位神は、ななめ上の結論を出した。
『以前、神界でカフェを運営していた猫に転生業務を命じよ――』
※013.ウニャーバックス・コーヒー《異世界》参照
「あんた、あれが私だって知ってんだろ?」
そんな言葉をぐっと飲み込み、こうして、猫の姿で転生業務をやることになった。
最初は頑張って猫感(猫語)を出していたが、途中からバカバカしくなって止めている。ついでだから、事務所もウニャーバックス・コーヒーにしてやった。
これまで触れてこなかったが、死者と私が話す場所は、何もない虚空だった。特に意味はなく、理由があるとすれば、死者が死んだことを認識しやすいからだ。
そんなウニャーバックス転生事務局に今日も死者がやってきた。39歳男性、ラーメン店経営。感染症下で、経営大変だったみたいだな。趣味は、メニュー研究を兼ねた食べ歩きか。190cmで100kg越えの巨漢はすごい迫力だ。
《ようこそお越しくださいました。突然ですが、私はあなたの異世界転生を担当いたします、転生事務局員です。まずはコーヒーでもいかがですか?確か、ミルク×1、砂糖×2がお好みですね。》
「あぁ!?・・・・猫が喋った???」
《(圧が強い・・・)こ、混乱されるのもわかります。あなたはお亡くなりになりました。ここはあの世です。この猫の姿は、死者の皆様に、リラックスいただくためのものです。》
「死んだ?俺が?何で??」
《(・・・いちいち怖いな。。)えーと、ああ、心筋梗塞ですね。夜寝ていて、そのまま・・・のようです。》
「(・・・)」
《驚きますよね・・・皆さんそうですから、ささ、コーヒー冷めないうちにどうぞ》
「(ズズっ。美味い・・・)・・・俺はどうなるんだ?」
《記憶を残して異世界に転生するか、全てリセットして輪廻にお戻りいただくか、どちらか選べます。なお、異世界への転生は、選ばれた人のみの権利になります。》
「異世界転生って最近アニメとか漫画になってるやつか??ひょっとして特別な才能がもらえるのか?言葉とかも普通に通じんのか?」
《はい。成長補正や鑑定、もちろん言語能力もお付けできます。何かこだわりあれば、可能な範囲で能力のご提案も可能です。》
「・・・読み書きそろばんと体力あれば、問題なく生きてける気がするが。。何か魔王とかモンスターとかと戦わなきゃいかんのか?」
《いえ。普通に生活いただいて大丈夫です。現世の腕を活かして、飲食店して頂いても構わないですよ。地球にはない食材もたくさんありますし。ああ、飲食店するなら、自分で自由に火や水を発することができる生活魔法をお付けしますね。》
「へえ、そんなもんがあるのか。店かーーー。大変だったからなあ。あ、異世界にラジオとか有線とか動画配信とかってあんのか?店やるなら、ラジオや音楽は欲しいところだ。」
《あーー、いわゆる放送インフラやメディアの整備は全然ですね。》
「え”え!!??」
《(こわっ!?!?!)》
そして会話は冒頭に戻る――――――
「―――――別〇さんの「Mondaaaaaay Morniiiiiing!!」がねえと一週間始まらねえよ!!!!!それにな、夕方はピ〇兄の、くだならいトークに癒されんだよ!ほっこりすんだよ!
二人ともすげえんだぞ!何年番組やり続けてると思ってんだ。
〇所さんは、6時開始の番組だから、4時には出社して準備してんだ。俺も仕込みで朝早いから、一緒に頑張んなきゃって思えるんだ。
ピス兄も毎日毎日何時間もしゃべり続けて、頑張ってんだ。
経営苦しい時も、この人たち頑張ってんだから、俺もがんばんなきゃって思えたんだよ。神さん!何か方法ねえのかよ!!」
《(ひえ!?!?圧がすごい!怖い!!!!ええ??この流れいやだ!もう無理!もう無理!これ以上設定盛りたくないいいいいいいいいいいいいいいいいいい!!!!)》
――――――――――――次話《異世界編》に続く。
来月から少し仕事が忙しくなります。
なんとか連載続けていきたいとおもいます。
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