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大好きなメスケモになりました  作者: 香草(かおりぐさ)
2章

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76 メスケモと鬼人との友好2

 次に到着したのはアスクルという人間の国のヴェイスという街

 アスクルは家畜産業や農作で成り立っている農業、酪農国家で、牛乳が特産物で大人気なんだとか

 この街でも売っているから早速店で購入して、腰に手を当てて飲み下した

「おいしい! 凄く濃厚でほんのり甘みがある」

「そう言っていただけて嬉しいです」

 お店の人だろうか? 牛のビーストだ・・・

「あのこれ」

「あ、私のミルクじゃないですよ~! よく勘違いされるんですけど、ブラックカウのお乳です~」

「すみません勘違いして」

「いえいえ~」

 牛のお姉さんはにこやかに許してくれた

「あの~、もしかして姫様ですか?」

「え?あはいそうです・・・」

「わぁ~! こんなところで会えるとは思わなかったです~。私、もうすぐプラウディアに引っ越すんですよ~。今は開拓も進んでですね~、私達のような一般人でも国に行けるようになったんです~」

 どうやらビーストたちは続々と国に来ているらしい

「ありがとう、戻って来てくれて」

「いえいえそんな、国の再興は私達ビーストの悲願ですから~。姫様も、国を再建していただきありがとうございます~」

 そう言われるとなんだかむず痒い

 僕は照れながら彼女と握手し、故郷に戻った時の再会を約束した

 彼女の名前はフララベルさんというらしい

 酪農を仕事にしていたから、プラウディアでは牛たちと共に酪農をしてくれるらしい

 人材が圧倒的に足りていないプラウディアではなくてはならない人だ

 国に引っ越して来てくれることを感謝して、僕らは別れた


 ヴェイスではあまりすごさず、その日の最終便の馬車に乗って次の街へ向かった

 ヴェイスからさらに南下して、アスクル国の街オルンに到着

 日ももう暮れかけていたので、今日はここで一泊することになった

 この街はヴェイスよりも小さくて、農業中心で成り立っているみたい

 農作物を使った料理を出してくれる店もあり、宿での夕食もジャガイモやニンジン、玉ねぎが入ったスープだった

 ハーブのような香りがして美味しかったです

 あと川魚を焼いたものも出て、骨ごとバリバリと食べれて満足

「さて、明日は早朝の馬車で次なる街オルゲンに向かいます。そこからさらに南に進んで、ログの村、アシュの村、そしてようやくディマラ公国内に入ります。そこからは山越えのため歩きになります。途中野宿が必要になりますね。山を越えて平原を進めばディマラの公都ディマラに着きます。ややこしいですが、国の名前も街の名前もディマラです。何分土地と街一つの小さな国ですので」

 まだまだかかりそう。でも旅は楽しいから好き

 その土地土地の美味しいものが食べれるし、特産品が食べれるし、なんか美味しいものが食べれるしね

 食べてばかりだって? いいんだよ、旅は食べ物世は食事だよ


 馬車に揺られてそろそろお尻に痛みが蠢いてきたころ、次の街オルゲンに到着した

 ここはアスクルの副都で、それなりに栄えているけど、やっぱり農業酪農大国だけあって穀倉地帯が広がっていて、日に照らされて麦穂が黄金に輝いていた

 まだ昼だけど、宿に向かう

 少し休んでから街を見て回るけど、小麦粉や麦を使った料理なんかがたくさん露店に並んでた

 僕は小麦粉を大量に買い込んでおく

 パン作りたい

 パンが無性に作りたくなったんだよぉおおお!

 それから卵も買っておいた

 パン作りには卵も必要だからね

 砂糖と塩も買いたかったけど、塩は売ってなかった

 こっちはディマラに売ってるみたいだからそこで買おう

 街をうろついてたら日も暮れて来たから宿に戻って夕食を食べた

 猪肉のシチューがパンによく合って美味しかったです

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