↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
大好きなメスケモになりました  作者: 香草(かおりぐさ)
2章

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

78/100

鬼の姫様の旅路3

 双子とコミネが戻ってくると、アマノがベッドに腰かけたままスースーと寝息を立てていた

「姉様寝てるよクロ姉様」

「そうね、寝ころばせて布団をかけておきましょう」

「うん!」

 双子はアマノを持ち上げてベッドにどさりと、割と乱暴に放り投げた

 彼女たちなりの最大限に優しく投げるという行為だ

 それでも起きないほどに彼女は疲れていたようだ

 双子のために気を張り、常に警戒していたためあまり眠っていなかったのだろう

 この城では常に警戒の目があるため双子が襲われる心配もない

 そのため彼女の気も抜けたのだ

 しかも親友の国で見知った場所である

 疲れは一気に眠気となって彼女を襲った

「私達も寝よう」

「うん」

 双子はアマノに抱き着いて、すぐにスヤスヤと眠り始めた

 まだ子供であるコミネは羨ましそうに双子を見つめている

「はぁ」

 そうため息をついていると突如視界が黒くなり、気づくとアマノとハクラの間に入っていた

「コミネも一緒ね」

 ハクラがどうやら何かしたようだ

 コミネは驚いているが、あたたかな二人の間による睡眠効果に抗えるはずもなく、気になるハクラの力も忘れて眠りについた


 翌朝

 ご飯も食べずに寝たため四人ともお腹を空かせて目が覚めた

 アマノはまだ寝ぼけている双子に顔を洗ってくるよう促してアマノもベッドから起きる

 四人で洗面所というか、外にある井戸に向かって顔を洗った

「冷たい」

「ハクラ、我慢して」

 顔を洗った後は朝食だ

 朝食に出たのは焼き魚、豆腐の味噌汁、納豆、キュウリの酢の物と言った、和風のワンプレートだった

 この辺りではこういった食事が一般的であり、アマノたちも毎日のように食べているものである

 だがほとんど完全栄養食でもある

 朝食としては彼女たちにとってもぴったりであった

「ふぅ、お腹いっぱい」

「ハクラ、頬にご飯粒がついてますよ」

 アマノがハクラの頬のご飯粒を取り、顔を拭いてあげる

 そして出立の準備を始めた

 丁度その時だ

 突如扉がドガンと開いて何者かが飛び込んできた

「アッマノーーーー!!」

 抱き着いてきたの真っ白な翼を持ち、白鳥のような尾を持った少女

「まったく、いつも騒がしいですねフワイ」

 彼女こそが、この国の王女フワイだった

「良かった間に合って! ひっさしぶりだねー」

 元気に挨拶し、クロハとハクラには引かれていた

「あれ、この子達・・・。あああああ!! クロハちゃんとハクラちゃんじゃん! うっわぁ可愛い。妹にしよっと」

「こら!」

 アマノにどつかれるフワイ

「冗談冗談。でまあね、急いで帰って来たのは、ちょおおっと込み入ったことを報告したいんだ」

「込み入ったこと・・・。分かりました。クロハ、ハクラ、少し街で暇をつぶしてきてください。コミネ、護衛は頼みましたよ」

「はっ!姫様!」

 双子を外に出し、コミネを護衛につかせてアマノはフワイの話を聞く体勢に入った

「面白い情報を聞いてね。で、アマノちゃんが来てるって言う知らせを受けたからすっ飛んで帰ったんだけど、アルスランドの、ヴァシュルア教団の新教祖の名前が分かったよ・・・。その名も、ラルズラール」

 アマノはその名を聞き、目を見開いて驚いた

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。