40 メスケモ、教団と戦う13
火を噴くこの燃え滾る犬、ヘルハウンドというらしい
Dランクの魔物だけど、群れるとCランクになる
まあ強いけど、意外と連携が取れていた僕らの敵じゃなかった
ヘルハウンドの先には罠があったようで、アンクルスとラギさんが次々と解除していった
「こんなの朝飯前だぜ」
二人はガッツポーズで決めている
「油断なさらぬよう。気を引き締めなさいな」
しっかりと気を引き締めさせてくれるアスリアルおばあ様
おばあちゃんって言うより凛としたおばあ様って感じの人だ
光魔法もとてもきれいで、リーリーがよく使う神聖魔法よりも攻撃に特化しているようだ
ちなみに光魔法と神聖魔法は違う
光魔法を含め、火魔法、水魔法、風魔法、土魔法、雷魔法、そして闇魔法は自然の力を使った魔法
対して神聖魔法はニャードリーア様達神々から力を借りて行使される魔法だ
まあ僧侶と魔法使いの違いみたいなものと解釈してる
「ふぅ、一応魔石やアイテムも回収しておくか?」
「いや、先を急ごう。なんだか嫌な予感がするんでね。あたいのセンサーがビンビン来てんだよ」
直感って言うのは馬鹿にできない
ここはアビィーさんに従いさらに先を急いだ
「また何か来るぞ!」
ラギさんが再び叫ぶ
やっぱり魔物多いなここ
「あれはファイアゴーレムですぜ! 頑丈だから気を付けてくれ!」
すぐに魔物を特定するアンクルス
「ここはあたいに任せな!」
大槌をグルグル回してゴーレムの前に立ちふさがるアビィーさん
めちゃくちゃ強そうでかっこいい
腕を振り上げて襲い来るファイアゴーレムの攻撃を華麗にかわして大槌を撃ち込む
「唸れディトリッパ!!!」
撃ち込まれた大槌は衝撃波を放ってファイアゴーレムを粉々に砕いた
「次来い!」
後続のファイアゴーレムたちもあっという間に大槌を叩き込まれて粉々に
何だか可哀そうになってくるほどだ
「ふぅ、いい汗かいた。たまには運動しないとな」
引退した彼女だけど、やっぱり元Aランクってだてじゃないんだね
無駄のない動きで、最小限の動きで相手の攻撃をいなし、攻撃を撃ち込んでいた
見習うべき動きだったよ
ファイアゴーレムも無事に倒しきったところで脇道に部屋が見えた
怪しいものがないか調べるために一応その部屋ものぞいた置くけど、あきらかな罠っぽい宝箱が置いてあるだけだった
「あれはミミックに間違いないですぜ。よくあるわなでさぁ」
アンクルスが罠を見抜いてすぐに知らせてくれる
この部屋はスルーっと
他に隠し扉なんかもないみたいだしね
むしろ部屋の中がトラップまみれだから入らない方がいいらしい
そのわき道を通り過ぎてしばらく進むとまた分かれ道があった
「ふむ、ふむ、こっちだな。足跡がしっかりと残ってやがる」
そこには僕らでも目視できるくらいの足跡があった
でもさっきに比べるとはっきりと付きすぎな気がする
「ねえ、この足跡ってなんでこんなにくっきりなの?」
「ああネネコさん、そりゃあ新しい足跡だからですぜ。ここを通ってそんなに時間が経ってねぇってことでさぁ。まあ罠って可能性もありやすね」
「じゃあこっちじゃないんじゃ?」
「左の道は足跡がついてないんですよ。先の方まで確認しやしたが、そこまで足跡がないってことは、こっちが正解ってことっすね」
まあプロの斥候、シーフ職であるアンクルスが言うなら間違いないだろうね
彼の言葉を信じて右の道へと進んだ
「敵ですぜ!」
また魔物が出た
今度はフレイムイーターという火やマグマを食べる巨大なトカゲらしき魔物だ
やっぱり火山のダンジョンだけあって火の魔物が多いな
あっつい
毛皮の僕だけ暑さが段違いだ
汗で鎧が蒸れるし、どこかに温泉がないか探したくなるけど・・・
今はそんなことをしている場合じゃない
フレイムイーターは動きが遅かったから、僕だけで十分対処できた
全部の首をおとしてはい終わり
ちょっと火があたって火傷しちゃったけどね
「見せてネネコちゃん」
火傷をすぐにリーリーが治療してくれたからもう痛みもない
やっぱりリーリーは頼りになるなぁ
変態な以外ほんとに完璧美女だよ




