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大好きなメスケモになりました  作者: 香草(かおりぐさ)


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4/32

4 メスケモ旅立つ3

 ついた街の名前はコラールという街で、結構大きな街だ

 いろんな種族が中に入るための検問を待っている

 この国は他種族国家なのかな? 見たところ僕のわかる範囲、エルフ、ドワーフ、人間、ビーストがいる

 あと角があるのは多分オルグ? 鬼っぽいし多分そう

 でもそれ以外に角がある種族もいる。あの人たちは何なんだろう

 それに蛇や蜥蜴っぽい種族、羽の生えた人間っぽい人たち

 本当に多種多様だ

 いろんな種族に見惚れている間に僕の番が来た

 検問所にいるのは犬のビーストのお兄さんだった

「やぁ、君はビーストだね。身分証明証は持ってるかい?」

「身分証? すみません、僕かなりの田舎から出てきたもので、お金すら持ってなくて」

「そうか、それじゃあ何か素材になりそうなものは持ってないかい? ここですぐ買い取ってある程度のお金にすることはできるよ」

「それじゃあそれでお願いします」

 僕は父さんと母さんにもらったアイテムの一つ、収納袋を取り出す

 これはうちに代々伝わるマジックアイテムとやらで、小さな袋なのに家一軒分のアイテムを収納できるという優れもの!

 他にもいろいろ家に伝わるって言うアイテムをもらったけど、この大剣もその一つだ

 何故かうちにはいろんな代々伝わるというマジックアイテムがあったんだよね

 その袋から色々な魔物の毛皮を取り出す

 念のため倒した魔物の皮をはいでおいてよかった

「ちょっと待ってお嬢ちゃん多い多い多い多い」

 調子に乗ってたくさん出したけど、一枚で良かったっぽい

 残りはしまった

「これは、Bランク魔物のホワイトジャガーの毛皮! お嬢ちゃんもしかして冒険者かい? いや、冒険者だったら身分証は持ってるか。素人ではとても倒せる魔物じゃないよ」

「ああ、父さんが狩人で、狩り方を教えてもらったんです」

「へぇ、さぞや強いお父さんなんだね・・・。はいこれ、買取額から税金をもらった残りだよ」

 この街に入るための税は銀貨一枚らしい

 正直お金のことはまったくわからない

 なにせ集落ではお金自体使ってなかったからね

 一応お兄さんに聞いてみたところ、銀貨一枚は普通の宿に二泊出来るくらいだって

 で、税を差し引いた残りのお金は金貨二枚と銀貨五枚

 結構な買取額になったんじゃないかな?

 もしかして、他の素材も買い取ってもらったら大金持ちかも!

 ホワイトジャガーの毛皮なら結構あるし


 街に入り、しばらく歩きまわってみた

 店もたくさんあるし、何より人が多い

 ただ、買取をしてくれるところが分からない

 お兄さんにもっと情報を聞いておくんだった

 まあ歩き回ってれば見つかるでしょ。街並みも見ておきたいしね

 取りあえずお腹もすいたし、食堂を探そう

 これでも僕はビースト。鼻がいい

 いい匂いがする方向へ歩いて行ってみると、そこには食堂ストリート!

 お金はあるし、とりあえず目に入った食堂に入ってみた

 いろんな肉の香りが鼻をつく

「いらっしゃいませ!」

 どうやらステーキ屋らしい

 いいねお肉大好物

「あの、ちょっと体が大きいんですけど大丈夫ですか?」

 一応椅子とか座れるか聞いておかないとね

「もちろんです。うちはビーストのお客さん多いですからね」

 確かに、席についてるのはビーストが多い。僕ほど大きい人はいないけど

 でも椅子もかなり頑丈そうだ席についてメニューを見る

 ブラックボアのステーキ、ホーンブルのステーキ、グリーンラビットのステーキなどなど

 かなり充実してる

 うーんどれにするか

 ブラックボアはしょっちゅう食べてたし、フレアラットかぁ、結構おいしいけどこれもよく食べてた

 イブルスネーク、これにしようかな。全然知らない魔物肉だ

「すみません、イブルスネークのステーキ、レアで」

 僕らビーストはレア、もしくは生肉を好むんだ

 その辺やっぱりケモなんだなぁ

 しばらく待つとイブルスネークのステーキが運ばれてきた

 いい匂いでさらにお腹が空いてくる

 大きさもかなりのもので、多分ニキロはあるかな

 見た目は普通の牛のステーキみたい

 ナイフとフォークを使って口に運ぶ

「うっま!」

 味は霜降りのある牛肉と、甘い脂身の豚を合わせたような感じ

 脂っこいように見えてかなり食べやすい

 自分でも驚くほどの速さで大きなステーキが消えた

 口をハンカチでふいて、お金を支払ってから外にでる

 満腹、ではないけど、満足も満足

 僕は改めて街を探索し、ようやくギルドにたどり着いた

 てかギルド、さっき入って来た入り口の真横にあったよ・・・

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