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大好きなメスケモになりました  作者: 香草(かおりぐさ)
2章

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勇者の敵3

 エアルはすぐに植物を召喚し、花の剣を構えて植物と共に駆けだした

 ツルのようにアマノを襲う植物たち

 そこには花がついており、眠りの花粉、痺れの花粉、毒の花粉などを振りまく

「うわっと! エアル、風に気を付けてよ! こっちに来てるから!」

「私が結界を貼ってますから~、大丈夫ですよ~」

 植物は雪崩のように生まれてはどんどん最初のツルに重なり絡み合い、大木のようになりアマノを襲った

 植物の攻撃とエアルの剣、そして花粉

 それらが三位一体のように攻撃してくるため普通ならうかつに手を出せないはずだが、アマノは花粉によるバッドステータスをもろともしなかった

 元々の耐性が高いため、そもそも彼女にそう言ったものは一切効かない

「いい動きです。一人で大隊を組めそうですね。ですがまだまだ甘い」

 アマノは植物の猛攻を簡単に潜り抜けてエアルの前に立った

「あ、わ、緑の剣技、ホウセンカ!」

 弾けるように尽きを放つ剣技はただ空を付くのみで、アマノは素知らぬ顔で目の前に現れ、エアルのお腹を剣の柄で突いた

「くふぅ」

 エアルは膝をつき、負けた

「次は吾輩でありますね! 帝国最強と謡われし吾輩の力、お見せするであります」

 トアが魔剣クララウララを構えた

「先ほどの様子からバッドステータスは無理そうでありますな。それならば単純に、吾輩の力を見せるでありますよ」

 闇が彼女を包み込む

 そしてその闇は鎧のように体を覆った

「闇勇者の本領発揮であります。ダークネスフレア」

 闇で出来た炎が無数に出現する

 アマノはその全てを避けるが、避けた傍から炎は追尾してくる

「魔法とはなかなかに面白いですね」

 涼しい顔でその全てを刀で叩き落したアマノ

「やはり・・・。それならば!」

 次を用意しようとした瞬間のことだった

 視界からアマノが消え、気が付いたら意識を失っていた

「消え、た?」

「見えない速度で動いただけです。さぁ、次はあなたですね」

「は、はい!」

 アマノはナナミと対峙した瞬間その力の強さを見抜いた

「なるほど、これほどまでに強い勇の力を覚醒させたのですね。ですがまだm」

 時間が停止する

 ナナミ以外何も動くものはない

 風すらも

 ナナミだけが動ける世界

「すみませんアマノさん! 剣技、一咆斬!」

 アマノを斬った

 確実に手ごたえはあった

 止まったはずのアマノの目がギョロリとナナミをにらむ

「へ?」

「なるほど、この力、まだまだ成長の余地がありそうですね」

「そんな、なんで!?」

「時間も空間も、私にとっては一部なのです。ですがここまで、世界に影響を与えるまでに時を操れるとは、さすがですよ。これからも精進なさい」

 時の力を破られた時点でナナミの負けは確定した

 これはアマノからナナミに対するアドバイスだ

 勇者の力だけに頼るのではなく、自信を磨けということを彼女に伝えたかったのだろう

 勇者たちは全員、完膚なきまでに負けた

 だが

「さて、最後ですね。そこのあなた」

「最後? 勇者は俺たち六人だけなんだが」

 オセルが不思議がっていると、勇者たちの後ろの空間が割れ、一人の少女が現れた

「き、君は!」

 その顔を勇者たちは知っていた

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