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大好きなメスケモになりました  作者: 香草(かおりぐさ)
2章

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159/162

勇者の敵2

 オセルは勇者を代表し、アマノにラルズラールについて語って聞かせた

 味方であること、他に二人彼の味方に付いている者がいることなどをだ

「なるほど、それは行幸です。なにせ私で勝てるかどうかという相手です。あれほどまでの力を持っていたとは私も思いませんでしたから」

 アマノは心底ほっとしたような顔をする

 それほどまでにラルズラールは強い

 かつて人間だったころよりも強化され、強靭になった魔人の肉体

 彼はかつての数段は強くなっていた

「ところで勇者がた、少しあなた方の力を見たいのですが」

「もちろんです」

「ふふ、では闘技場へ行きましょうか」

 トウゲンにある闘技場

 年一回行われる戦闘の世界大会はここで行なわれる

 魔法、格闘、剣技や槍といった武器を使った戦い

 それら全てが入り混じったもので、勝ち残ったものが前チャンピオンへの挑戦権を得る

 だがここ五年そのチャンピオンは変わっていない

 そのチャンピオンの名はエス

 名前はそれだけ、ただのエスだ

 彼は拳だけで勝ち上がり、誰もなしえなかった五連覇という偉業を達成している

 ちなみにアマノやコミネ、ハクラ、クロハは出場していない

 次元が違うためである

「ここがあの有名なトウゲンの闘技場かー、一回来たかったんだよねー」

 世界的にもかなり有名な名所である

 当然ピクシーやエルフ、魔人にも知れ渡っている

 勇者たちは広い闘技場、特殊な妖術や魔法で勝手に修復するという特殊な場所に目を輝かせる

「さて、ではまずどの子から来ますか?」

「俺が行きます」

「では、始めましょうか」

 オセルが闘技場に立つ

 そして前には優雅に構えるアマノ

「来なさい」

「はい! 巨鬼!!」

 オルグの体躯からさらに巨大になるオセル

「怪力の相!」

 オセルはさらに巨大化した金棒ボルクカニカを特殊なオルグ専用のスキルで持ち上げる

 数トンはあろうかという金棒は軽々持ち上がった

「一撃滅殺! 牙牙剛剛(ががごご)」

 一度振り下ろしただけで周囲がまるで隕石が落ちたかのように破壊される金棒技、その巨躯のためその衝撃は計り知れない

 だがアマノはその金棒を片手で構えた刀のみで受け、弾いた

「な!?」

「力はなかなかですね。ですが技がまだまだ荒い。もっと研鑽を積みなさい」

 ただ弾いただけだが、オセルは吹っ飛んで転がって行き、壁にぶつかって元の大きさに戻った

「つ、つよ・・・。これが世界最強、ゴクリ。あ、あたしは戦えないからね」

「では~、つぎは私が~」

 アリアが次に立つ

 聖剣セイントフェルドは輝き、その力を発揮する

「セイントビ~~~ム!!!」

 剣からビームらしき光の怪光線が出る

 それは直線的な動きであるためアマノに簡単に避けられる

 しかしそれがアリアのねらいであった

 避けた場所に聖魔法でトラップを設置していたのだ

「ホワイトアウト~」

 司会が白くなり、しばらくの間見えなくなるバッドステータスを与える罠だ

「なかなかやりますね」

 だがそれすらもアマノには無意味だった

「見えない中での戦いも熟知しています」

 アリアは攻めるが、その攻撃全てを防がれ、あっという間に追い込まれて倒れた

「次、私が行きます!」

 次に立ったのはエアル

 アマノは優しく笑い、再び刀を構えた

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