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大好きなメスケモになりました  作者: 香草(かおりぐさ)
2章

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150/162

104 メスケモ獣人の国へ4

「俺様はレオニス! ワイルドハートの王子にして不死身の男だ!」

 ビシィと決めポーズをするレオニス王子

 変な人だけど実力はかなりあると思う

 何せ漂う気配が達人のそれだもの

「さてフワイよ。俺様とデートがしたくなったのかな?」

「そんなわけないでしょう。プラウディアの王女を連れて来たから紹介しに来たのよ」

「ふむ、この美しいお嬢さんがそうか」

 彼は僕をニコリと笑顔で見つめる

「あ、あの、初めましてレオニス王子。僕は」

「おおおお! ボクッ娘ですと! 俺様そういうボーイッシュな娘大好きですぞ!」

「あ、あの、はい、ありがとうございます」

「ではデートに行きましょう。皆さんももちろん一緒にぶげっ」

 フワイさんが思いっきり拳骨して黙らせる

 ただダメージは一切受けていないみたいだ

 不死身って二つ名もだてじゃないのかも

「あの、デートじゃなくてもいいので一緒にお食事だけでも・・・」

「そのくらいならまあ。お尻触ったら殺しますね」

「それは大丈夫だとも!」

 かなりアレな人だけど悪い人じゃなさそうだ

 いやお尻を急に触るのは悪い人だな

 つぎやったら二度と立ち上がれないくらいボコボコにしよう

「フワイ、後は任せろ。俺様が丁寧に案内しよう」

「変なことしたらアマノに言いつけますからね」

「う、それは、はい、気を付けます」

 どうやらアマノ師匠はすごく苦手みたいだ

 まああの人常識的で優しいけど、怒らせたら絶対怖いからね

 能力が理不尽の塊だから恐らくレオニス王子でもダメージを受けるんじゃないかな?

「では自己紹介を。僕はネネコ、こっちは僕のお世話なんかをしてくれてるフェディで、こっちはリーリー、それからサクラだよ」

「ご丁寧にどうも。それで、そっちの三人は誰かな?」

「え、分かるんですか?」

「ああ、俺様は五感が優れているからな。特殊な魔力を感じるが、何者だい?」

「こっちの三人は」

「やあやあ、私はベル。星詠みの生き残りだよ」

「僕はリウスだ。この指輪に宿ってる」

「わ、私はアン、です。こっちの剣に入ってます」

 星詠みたちの紹介も終わったが、彼は特に反応することもなくうんうんとうなづいていた

「よし、君らにも食事を用意させよう。星詠み族は何が好物なんだい?」

「すまないね。私達は食事をとれない。この体だからね」

「そう、か、それは残念だ。雰囲気は楽しめるかな?」

「はい」

 ふむ、この人変だけど優しいな

 かなり気づかいのできる人物と見た

 いや気づかいのできる人が僕のお尻をいきなりは触らないか

 レオニス王子は僕らを案内するために先頭を歩き、城の中に入った

「このバカ息子が! また女性をひっかけて来たのか!! すまないお嬢さん方、息子が迷惑をかけた」

 流れるように連続でげんこつをかましながら話しかけてきたおじさん

 どうやら王様らしい

「わしはライオル。このバカ息子の父だ」

「あ、あの、僕はネネコ、プラウディアの王女ですこう見えて」

「なんと! 王女であったか。プラウディアとは友好を結ぼうと使者を派遣したところであった」

「それは願ったりかなったりです。是非ともよろしくお願いします」

 父さんの方にも一応使者が行くみたいだけど、僕は一応全権を任されている

 この場でも即友好を結べた

 そしてそのすぐあと、歓迎会として食事が用意されたのだった

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