103 メスケモ獣人の国へ3
首都ハートには数多くの獣人たちが当然たくさんいるわけで
僕は始終ケモケモ天国を眺めて喜びはしゃいだ
え? 自分の国の方が多いって?
そりゃずっと見て来てるし、たまにはケモ度低めのケモミミさんたちを眺めるのも良き良き
「あの、姫様、見過ぎです。まあ私達もかなり見られていますけどね」
ビーストと獣人は近縁種であるため交流はあるけど、国が離れすぎてるせいか獣人国にはあまりいない」
まあかなり昔にここに流れ着いたビーストたちは獣人と混じってほとんど獣人と変わらなくなったけどね
いまではビーストもほとんどいない
てかほぼすべてのビーストは本来の自分達の国であるプラウディアに戻っている
戻ってないのは効くところによるとすでに国に仕えていたりとか、フェディみたいな冒険者とからしい
というわけでこの国ではかなりビーストは珍しいわけです
「うわあああビーストさんだ! おっきい! かっこいい!」
「もふもふだ!!」
たくさんの子供達が僕らに集まって来た
「これ子供達、この方はビーストプリンセスです。離れなさい」
一緒に来ていたフワイさんが子供達に注意するが、皆すでに僕とフェディをよじ登ってきている
「おっきいー、たかーい」
「あはは、耳はやめてねー、くすぐったいから」
「ちょ、お尻は嗅がないで下さい」
「あ、だめ、そこは」
子供達は遠慮なく色々してくるからちょっと際どい
フワイさんと親御さんたちがが引きはがしてくれて何とかなった
「それでは、王に挨拶に行きましょうか。私も一緒に行きますね」
フワイさんに案内されて王城へ
ついた時というか、空輸されてたときから見えてたけど
「いやでっか!!」
作りは日本風のかなり大きくて立派すぎるほどの城
トウゲンの城の十倍くらいはありそう
「あの、フワイさん、なんかすごい強そうなライオン獣人さんがこっちに走って来てるんですけど」
「あ、あの方は! すぐに蹴りの準備を! 思いっきり蹴ってください!」
「は、はい!」
走って来たライオン獣人の若い男を思いっきり蹴り上げた
「げぶらぁ!!」
男は吹っ飛んで壁に叩きつけられる
「よくやってくれましたネネコ姫! こいつはこの国の王子レオニスです! 非常にナンパな野郎なので全女性の敵です! 国民にもしょっちゅう蹴られなぐられてるので不敬には当たりません! 遠慮なく追撃しちゃってください!」
なんかめちゃくちゃ言ってるなフワイさん
でもその理由はすぐに分かった
「ほほーこれはこれはなんとなんと、素晴らしい肉体美、どうですかなお嬢さん方、俺様とこれから食事にでも、おっほぉこれはまたナイスなお尻で」
「ひいいいいいいい!!」
驚くべきことに僕の反応するよりも速く僕の後ろに回り込み、お尻を撫でているレオニス王子
驚きすぎて加減せずに蹴り上げてしまった
「ブバラアアア!!」
グシャって変な音がしたけど、まずい、死なせたかも
慌てて振り返ると
「ふーむ、見事な膂力で俺様気持ちいい」
なんと無傷で彼は立ち上がっていた
な、なんだこの人
つよい、強いし、異質だ・・・




