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大好きなメスケモになりました  作者: 香草(かおりぐさ)
2章

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141/162

100 メスケモの鬼人国観光7

 戻ってくると城が少し騒がしくなっていた

「早く戦闘配備につきなさい」

「せ、戦闘配備!? 何かあったんですか?」

「ええ、非常に厄介な事態になりました」

 アマノ師匠が真剣な表情で頭を抱えて悩んでいる

 師匠を悩ませるほどの事態って一体・・・

「アマノ様、来ました!」

「配置につきなさい。全力で迎え撃ちます」

 アマノ師匠のその声と共に国全体に響き渡る轟音が聞こえて来た

 まるでジェット機がすぐそばで飛んでいるかのような音だ

「ハクラ! クロハ! そこから離れなさい!」

「ふえ?」

 そこにロケットのように何かが墜落した

「来ましたね! 虹星!」

 ひえ、師匠の最大限の技がその落ちて来たものを襲う

「キュカカカ!!」

 ソレはその技をヌルリと躱し、流れるような動きでハクラちゃんをガシッと捕まえた

「おおおおよしよしよしよし! 可愛いのぉ可愛いのぉ!」

「ほれそっちの黒いのもこっちゃ来い」

 そいつは灰色の長い髪をなびかせて白黒姉妹をガッシリ抱っこして煙から現れた

 見た目は二十代前半くらい? なんというか、すごく、お胸が、大きいです

 角が生えてることから鬼人族なのは間違いない

「カイナおばあ様。毎回城を壊して帰ってくるのはやめてくださいとあれほど」

「おお! アマノかえ? なんとまあ、大きくなったのぉ。可愛い可愛い。ほれ、こっちゃ来いこっちゃ来い。なでなでしてやろう。飴ちゃんもやろう。お小遣いはいらぬか? 玩具も買ってやろうぞ」

「おばあちゃんだー!」

「おばあ様、お久しぶりです」

 双子ちゃんは嬉しそうに彼女に抱かれ続けている

「おお! そこにいるのはコミネか! お前も大きくなったのぉ。ほれ、なでなでじゃ。抱っこもしてやるでな」

 コミネさんも捕まった

 会話から鬼姫たちのおばあさんだってことはすぐわかった

 それにしても激しい。それに若い

 まあ長寿の鬼人族はどこぞの戦闘民族のように若い体を保ったままらしい

 ちなみに百歳以上でも余裕でお子さんができます

「何だ今の音は! ってまた母上か! 城を壊すなとあれほど」

「うるさい息子じゃ。のおギンカ。こんなうるさい息子にめとられてほんとに可愛そうな嫁だねぇ。ほれおいで、よしよししてやるから」

「お母様、キンゲツ様はよくできた旦那さんです。何の不満もありませんよ」

「そうかそうか、おいキンゲツ。一生大事にするんだぞ」

「それは、分かっている」

 取りあえず突如やってきた、いや、帰って来たこの国の元王妃のカイナさん

 灰色鬼で、元世界最強で、アマノ師匠の師匠

 今は隠居して世界中を旅して悠々自適な生活をしているみたい

 たまにこうやって帰って来ては孫を溺愛してまた旅に出て行くらしい

 その溺愛っぷりたるや、猫かわいがりにもほどがあった

「おばあ様、クロハ達を甘やかしすぎないで下さい」

「ばばあはいいんじゃよ甘やかして。孫を可愛がって何が悪いんじゃ。それよりアマノ、そっちのケモケモした可愛い御仁は誰かのぉ?」

「こちらはプラウディア王国の姫、ネネコ姫です。おばあ様もすでにプラウディアの話は聞いているでしょう?」

「おおそうか! そのうち行くからの。ネネコ姫、その時はよろしくお願いしようかの」

「はい、それはもちろん。父にも伝えておきます」

「うむ!」

 激しいおばあさんだけどしっかりしてる

 僕はカイナさんの膝を枕に撫でられながら受け答えを・・・

「あれ!? いつの間に膝枕を!?」

 おどろいた、僕は一歩も動いていなかったのに気づいたら膝枕されていた

 何が起こったのか分からないけど、猫の気持ちいい所を理解してくれているのか、ものすごくなでりが上手かったのでされるがままの僕でした


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