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大好きなメスケモになりました  作者: 香草(かおりぐさ)
2章

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88 メスケモ鬼姫様と出会う2

 ひとまず師匠との修行は翌日からということになった

 フェディやリーリーたちは街の方へ観光に行っちゃったし、僕は修行に専念できそう

 僕がアマノさんの妹たちレベルになるまでは力を引き上げてくれるらしい

 あのあと何度か模擬戦をしたけど、アマノさんには一瞬で敗北した

 何をされたのかもわからないまま気づいたら終わってたんだよね

 そしてその後はまず妹のコミネちゃんと戦うことになった

 彼女、どうみても種族が違う

 犬耳っぽいの生えてるから銃人族かなって思ってたら、妖怪族だったらしい

 スネコスリ族と言って、種族での妖術は転ばせること

 ただこの子(自分より三つほど年上の十三歳である)、妖術を覚醒させているため、転ぶを転じるという力に変えているらしい

 事象を転じさせる力とかいうとんでもない概念系妖術だ

 ただ、死者を甦らせるというような神にも等しいことはできないみたいだ

 彼女は幼いころスネコスリ族の里を妖魔に襲われ、両親が殺された

 その時助けに来ていたアマノ師匠に拾われてキンゲツ先生の養子になったらしい

「いつでもかかってきてください」

 わおクール、キリッと凛々しい

 でも何というか、お姉さんのアマノさんの真似をしてる感じがして可愛い

 なんて思ってたらいきなり転がされて気づいたらあられもない姿でひっくり返っていた

「いたたた」

「白」

「ちょ、クロハちゃんパンツ見ないで」

 クロハ姫、ひっくり返った僕のパンツをジーッと見ている

 僕を転がしたコミネちゃんはムフーとどや顔で僕の手を引っ張って起き上がらせてくれた

「私は侍大将です。そんじょそこらの冒険者には負けない自信があるのです」

 ムフーと胸を張ってて可愛い

 次はクロハちゃんだ

 僕と同じ十歳らしい。ということは双子の妹のハクラちゃんも十歳か

 いやそうとは思えないほどの力がにじみ出てるんだけど・・・

「どうもネネコちゃん。同い年なのにおっきい、そしてモフモフ、可愛い」

 クロハちゃんは僕に抱き着いて匂いを嗅いでいる

 この子もか、この子もケモナーか

 親近感湧く~

 なんて思ってたら目の前が真っ暗になった


「・・・ちゃん、ネネコちゃん、パンツ見えてる。ネネコちゃんやーい」

 気が付くとクロハ姫にほっぺをペチペチされ、ハクラ姫には下着をもろに観察されていた

「う、うう、何が起こったの?」

「ごめんね、やりすぎちゃった」

「すみません、うっかり頭が消えたようでして、クロハ、ちゃんと謝りなさい。もう少しで死んでいたんですよ」

「ごめんなさいネネコちゃん」

「え、僕頭どうなってたの」

「半分ほど消えちゃってたよ~、でも大丈夫、コミネが治したから」

 コミネちゃんの力は死んでなければ大丈夫みたいだ

 それにしても頭が半分なくなるなんて何されたんだいったい

 

 次はハクラちゃんが相手だ

「よろしくねー!」

 クロハちゃんに顔立ちはそっくりだけど、この子はすごく元気で人懐っこい

「こちらこそよろしく、じゃあいざ!」

 決して油断はしてなかった

 突然足が動かなくなって、徐々に体が硬直して行って、身動きが全く取れなくなった

「これは、凍ってる?」

「うん、私の妖術の一番弱いやつだよ。すぐ溶かすね」

 ハクラちゃんがパチンと指を鳴らすと一気に体の硬直が溶けて僕は倒れ込んだ

「白から出る白毛、モフモフ」

 またクロハちゃんが下着を覗き、それと一緒にハクラちゃんまで覗き込んできた

「あの、やめてください」

 双子の力もすさまじい

 僕じゃまだまだ攻撃することすらできなかった

 ここからだ、ここからもっと強くなればいいんだ

 とりあえずは妖術を完璧に使いこなせるようにしなくちゃね

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