表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
13/22

驚異の記録

 プロ野球のオープンせんでの出来事できごとだ。


 りょうチームの選手たちには、秘密ひみつ計画けいかくがあった。この試合しあい達成たっせいしたい目標もくひょうがある。


 球場にいるおきゃくさんたちの中には、すでに気づいている人たちもいるようだ。


 この試合しあいはインターネットの「スポーツ専用せんようチャンネル」でも見ることができるので、そっちでも気づいている人たちがいるにちがいない。


 もなくして、試合しあいわった。


 九回までたたかって、けだ。オープンせんなので、延長えんちょうおこなわない。


 試合しあい終了しゅうりょう直後ちょくごりょうチームの選手たちがベンチから飛び出してきた。双方そうほうみだれて、笑顔えがおよろこんでいる。


 球場の大型おおがた画面がめんには、『本日ほんじつ試合しあい時間じかん』が表示ひょうじされていた。


 プロ野球の公式こうしきせんだと、さん時間じかんえがたりまえ時代じだいにおいて、まさかの『五十四分』である。これはすごい!


 試合しあい展開てんかいめぐまれたのもあるが、試合しあいちゅうりょうチームがさまざまな工夫くふうかさねた結果けっかだった。


 なお、昨年さくねんおこなわれた高校野球の全国大会、その試合しあい時間じかんは、最速さいそくで『一時間十三分』だ。


 スポーツ専用せんようチャンネルのカメラにかって、選手たちが口々に言う。


「どうだ、見たか」


「我々こそが最速さいそく


「高校生よ、おまえたちの時代じだいはもうわりだ」


 もちろん冗談じょうだんである。


 ところが、これが全国の高校こうこう球児きゅうじたちにをつけた。


「見てろよ、プロ野球」


最速さいそくおれたちだ」


「プロ野球の『五十四分』、絶対ぜったい更新こうしんしてやる!」


 そして、今年ことしの全国大会だ。


 そこで驚異きょうい記録タイムが出た。


 その試合しあい終了しゅうりょう直後ちょくご、プロ野球選手たちは度肝どぎもかれる。


「『三十八分』だと・・・・・・」


 さすがにプロ野球の試合しあいで、これをえるのは無理むりかも。


 インターネットの「スポーツ専用せんようチャンネル」では、高校こうこう球児きゅうじたちがカメラに笑顔えがおけている。


「どうだ、見たか」


おれたちこそが最速さいそく


「プロ野球選手よ、おまえたちの時代じだいはもうわりだ」


次は『野球場の笛吹き男』というお話です。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ