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68話 ニューベガスの現状とルーリの悩み





ここで現在のダンジョン階層の確認をしておこうと思う



地上層 町


1層 コアルームやボス部屋、魔物の住居


2層 学校用モンスター層


3~7層 遊園地のお化け(モンスター)屋敷


8~11 

12~15 試練の館

16~19 下級試練

20~27

ウェアウルフ、オーク、ゴブリンリーダー、オーガ 平均Lv22


28層 ドワーフ工房 鍛冶裁縫


29層 鉱脈層 スケルトン軍団


30層 農牧場 エルフゴブリン


31層 兵士の村 エルフドワーフ


32層 牢屋1600+1564 


33~36

37~40 試練の館

41~44 中級試練

45~48

49~52

スライムキング、シャドウウルフ、ハイオーク、ハイオーガ 平均Lv45


53層 空室


54~57

58~61 試練の館

62~65 上級試練

66~69

70~73


一応こんな感じである。上級試練の魔物はオークジェネラル、ミノタウロス、オーガジェネラル、ゴブリンキングだ。


現在はまだ魔物のLvが50に届いていない為に上級試練は開放させてはいないが着々と準備は進めている。


いろいろな種類の魔物を出すと勇者の力を疑われる可能性もあるので、試練はあえてゴブリン、ウルフ、オーク、オーガと地上でも見かける魔物で統一してきたのだが、それだと魔物に対する対処法も似通ってしまうので上級ではミノタウロスも加えてみた。


ウルフはどちらかと言えば集団戦の得意な種族でもあるしね。



そう言う事で現在の階層は73層。これで超級も作れば夢の100階層も目前である。


階層の整備と確認が終わったところでルーリが入ってきた。



「ねぇ、ユウ。そろそろ魔族も育ててくれないかな?」


「なんだいきなり。まぁそれももうすぐだがどうした?」


なんだかいつものルーリらしくない。元気だけが取り柄なのに。



「なんかさぁ、最近魔法の対処されてきちゃって剣も使ってるんだけど多数相手はきついのよね。だからパドメで戦いたいなと思って」


「ああ、昨日もうまく戦ってはいたけど、剣はスキル頼みだからなぁ」


「そうなのよ。訓練もしてるんだけど、やっぱり前からやってた人ほど上手くは扱えないし」


ルーリもステータスは高いのだからもう少し訓練をすれば身体の使い方や剣の使い方も上手くなるはずなんだがな。


「なぁ、ルーリは銃は使えるのか?」


「え?撃った事ないけど………ユウ!銃作れるの!?」


「いや、作れないけどな」


「なんだぁ……出来るのかと思ったわよ」




本当は作れる。作れるんだけどこの世界の戦闘を崩したくないという想いもある。


ビームも銃みたいなもんだけどあれはほら努力の賜ですから。しかし銃による戦闘となると個人のスキルヤ努力云々ではなく銃の性能が重視されてくる。


連射性、狙撃性能、リコイル、威力……。ハンドガン、アサルトライフル、スナイパーライフル、大砲、ミサイル。


ほら、つまらないでしょ?


たぶん普通の銃では鍛えてレベルアップした探索者や魔物を倒すのはHPが多くて大変かもしれないが、多分俺が作ればそこも問題にしない銃が作れるだろう。ミサイルほどの威力を持つハンドガンと言えば分かりやすいだろうか?



戦闘がつまらなくなるのが一番の理由だが、実はもう一つある。


それは人間が必ず欲しがるのは目に見えている。断るのも面倒だし、もし人間の手に渡ったとしたらそれでダンジョン攻略に勤しむだろう。戦争にもつながるだろう。


そんな高威力の武器を使えばダンジョンボスなど簡単に倒せる。


結果ダンジョンマスター(協会)に恨まれることになる。ただでさえ人間を鍛えて(Lvアップさせて)恨まれてるはずなのだからな。



以上の理由で銃の拡散はしないつもりだ。もちろん他の誰かが流通させたら俺も作って対抗するよ?



ルーリが続ける。まだ話の途中だったな。


「何か良い手あるかな?」


「それを考えるのも戦いの楽しみの一つなんだがな。死ぬまで戦えてその経験が次に活かす。この町の死なないってメリットが最大限に活かせると思わないか?」


「それは分かるんだけど……。なんかこう追いつかれてきそうで焦っちゃうんだよね」


「焦る必要なんてないのに。負けても死ぬわけじゃない、あ、死ぬんだけど終わりじゃないし」


「負けたくないのよ」



うーむ、これでは堂々巡りになってしまうな。


「じゃあ例えば武器を変えてみるとかは?今は剣で戦ってるんだっけ?」


「うん。魔法メインの近接武器は剣でって感じ」



ライトソードなら刃に裏表がないから振りまわしてればいいんだがルーリが今使っているのはレイピアだ。


レイピアの戦い方の基本は主に突きになる。刃も付いているため切る事も出来るのだが。



「ライトソードで戦うのは?」


「うーん、それ出すと勇者関係ってバレるのよね?それはそれで自由が無くなりそうで嫌なのよ」


そうだね。お前めっちゃカジノとか食事とか楽しんでるもんな。リスばりに頬膨らませて食ってるところ見た事あるもん。



「よし、じゃあ剣は諦めて物理で殴れ」


「は?物理で殴る?なにそれ」


アメリカには伝わってなかったのか。


「剣には扱いが難しい面がある。だからお前には簡単な武器を勧める。まずは金棒。次にメイス。最後に鞭だ」


「鞭?簡単なの?」


「いや使った事ないが難しいだろうな」


「え?簡単な武器を使えって言ったじゃない」


「いやーパドメの時に鞭使ってたら似合いそうだなって思って」


ルーリがジト目でこちらを睨む。いや似合うだろ。ボンテージみたいな格好だしさ!



「ちゃんと考えがあるんだ。いいか、ルーリとパドメでは戦い方を変えないといけないんだぞ?だからそう言ったんだよ」


「ふーーーん。じゃあそういうことにしてあげるわ」


「鞭だって属性付与で雷属性にしたら麻痺も取り放題だぞ」


「お、おぉぉ。さすがユウ!頭いいな!」



相変わらずのチョロインさんで助かるな。



「だから鞭は今から練習しておいてパドメで披露すればいいんじゃないか。それまでは金棒かメイスで防具ごと叩きのめす作戦でいったらどうだ?これなら少し練習すればイケると思うんだが」


「わかった!攻撃は最大の攻撃ってことよね!とりあえずア キ(ドワーフ)に頼んでみるわね!じゃあ行ってくる!」



そう言うとルーリは転移スキルで移動していった。多分ドワーフ工房層へ行ったのであろう。


ルーリの様な猪突猛…いや、脳きn…ああ、パワー型ならいろいろ考えない方がいいのかもしれない。


剣術Lv10にはなってるのでそこらの剣士には負けないはずだが、相手もやはりLv50以上だ。何度も戦えば戦いの癖や剣筋、剣の癖など覚えて当たり前だ。


それにしてもなんだ。攻撃は最大の攻撃って。お前の頭の中に防御って文字はないのか?




しかしメイスや金棒ならステータスにものを言わせて攻める事が出来る。確かに攻撃は最大の攻撃ってことになるのか……?


しかも剣と違って切れ味が落ちたりしない、はずだ。攻撃し放題である。あってる…のか?




それにしてもルーリもこれで強く戦えればいいのだが、また少ししたら伸び悩むんだろうな。


何も考えずに殴って勝てるのならみんなそうしてる。ステータスが低いって点もみんながそうしない理由の一つだが防具の進化もあるのだ。



これだけ毎日のように戦えば当然防具は壊れてくる。


しかし我がドワーフチームがいればそこも安心。修理から新しい防具、しかも価格の割に高品質なのである。


さすがにミスリルまでは販売していないが皮、鉄、鋼この辺までなら充実のラインナップを誇る。



探索者達は試練やバトル、カジノで儲けているし、これからも儲かると思っているので財布の紐はユルユルになっている。


なので修理できる場合でも買い替えたりする人も多い。もちろん下取りサービスもしてやる。これは直さずにDPに換算してしまうがな。



最初は鉄の胸当てくらいだった探索者も今やフル鋼鎧だったりする。


これを進化と言えるかは微妙だが、防御力が高くなっているのは明らかである。




これに対してルーリの金棒?メイス?がどれだけ脳筋プレイするか楽しみになってきた。





いつもお読みいただきありがとうございます。


誤字報告ありがとうございました。

なるべく少なくなるよう、出来れば無くせるよう気を付けます。

これからもよろしくお願いします


ブックマークや評価の☆☆☆☆☆も押してくれると喜びます。

今後もよろしくお願いします

m(_ _)m

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