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37話 交換リスト


ジョーだ。ビンゴって叫べなかった・・・。


次は当たりそうな気がするのに、ハルキがダメだというのだ。



だがコインはまだある!


次のゲームをやろうと思ったが今のところこれで全部だという。


少し残念だったがスロットもビンゴも楽しかった。ルーレットやブラックジャックなども覚えたら楽しめるだろう。




ハルキは余ったコインを持たせたまま交換所と書かれたカウンターへと俺達をつれて行く。


ここでコインを交換できるらしい。現金にも交換できるが買う時は銀貨1枚でコイン20枚出てくるのでコイン1枚銅貨5枚だが交換すると銅貨4枚になってしまう。


少し損した気分だがスロットをやっていれば増えると分かっているので心配はしていない。



「ジョーさん、ここの目玉は換金じゃないんですよ。アイテム交換なんです。これを見てください」



そう言って見せられたリストを見て俺は目玉が落ちるかと思った。



「なっ!なんだ、これは!」



一緒に説明を受けていた9人が集まってくる。


そのリストを見て全員が驚いた。




◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇


※武具


シリーズ=剣槍盾槌棒杖斧


鉄シリーズ    500枚

鋼シリーズ    1000枚

魔鉄シリーズ   2400枚

ミスリルシリーズ10000枚



防具各種  係員にお問い合わせください。



マジックバッグ小 

1000000枚(100万枚)


マジックバッグ中 

10000000枚(1000万枚)


マジックバッグ大 

100000000枚(1億枚)



※アクセサリー


イヤリング ブレスレット ペンダント 髪飾り 指輪 各800枚



※スキルオーブ



各武器術  

1000000枚(100万枚)

(剣、斧、盾、弓、格闘、槍、棒、槌、投擲)


各種魔法  

3000000枚(300万枚)

(火、水、風、土)


生活魔法 農業 建築 鍛冶 薬調合 裁縫 各5000枚 



※食糧


菓子パン  10枚

クッキー  30枚

白パン   3枚 

フルーツ缶100枚

ジュース  3枚

アイス   5枚


酒類   300枚



※日用品


石鹸     100枚

シャンプー  200枚

ヘアオイル  300枚


下級ポーション  8枚

上級ポーション 150枚

フルポーション 2000000枚(200万枚)



◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇





ミスリルソードだと?マジックバッグだと?それにスキルオーブだとっ!


他で説明を受けていたみんなも騒ぎを聞きやってきて、さらに騒ぎが広がる。



「おい、ハルキ!これは本当に貰えるのか?」


「ジョーさん落ち着いて下さい」



これが落ち着いていられるかバカヤロウ!


「貰えるのではなく交換するんですよ。さっきのコインと。ほら実際私のバッグもここで交換したんですし。」



そうか!ハルキはここでバッグを交換したってことか!


ただマジックバッグ小でも100万枚だぞ。2週間で貯まる数ではないはずだ。



「2週間くらいだと言ったがそんなにすぐにたまるのか?100万枚が」


「いえいえ。100万枚と言ったら白金貨5枚分のコインですからね。コインだけでは貯まりません。」


「白金貨5枚??普通に買ったほうが安いじゃないか?」


「そうですね。ですがその普通に買うのが難しいじゃないですか。大体貴族や大商人に買われてしまって探索者に出回る事はまず極一部です。


その極一部も高ランク探索者に買われてしまう。我々に買える事なんてまず無理です。だけどここならコインさえ貯めれば必ず交換できます。


しかも使用者限定の付与もしてくれるから盗難に怯える必要も少ないのです。嫌がらせで盗まれる事もあるからゼロとは言えませんが。」



たしかにそうだ。一般的なバッグの値段は大金貨10枚=白金貨1枚と言われているがBランクの俺達にだって回ってくる事はない。


ここなら貯めさえすれば必ず交換できる・・・・ゴクッ



「ハルキ、スキルオーブも交換した事があるのか?」


「はい。剣術のスキルオーブを交換しました。おかげで今は剣術Lv6です」



Lv6だとっ!Lv51の俺でようやく剣術Lv5になったってのに。


道理で剣術摸擬戦で勝てないわけだ。こんな秘密があったのか。それさえ分かれば俺だって・・・。




「ハルキ、交換が目玉なのは分かった。さっきコインだけでは貯まらないと言ったな?それはどういう意味だ?」


「はい。正確にいえばコインだけでも長期間賭ければ交換出来ます。だけどもっと早く貯めるコツを勇者様に教えてもらったんです。」



早く教えろ、頼む!


「ここの町には勇者様の力でダンジョンに似た施設があるんです。試練の館って言うんですが。そこで試練を受けるとお金がもらえます。例えば、参加するのに1人大銅貨1枚掛かります。


そして4階層からなる試練を受けてクリアすれば銀貨3枚もらえます。もし途中で負けてしまっても下級ポーションが1個貰えます。


下級ポーション1個が大銅貨5枚なので負けても儲かりますし。そして増えたお金をまたカジノで増やす」



「ハルキ、その試練で負けたらと言ったがその場合怪我したり、死んだりはしないのか?」


「はい!そこは勇者様ですから準備万端です。試練を受ける為の腕輪を付けていると負けたとしても医務室の様な場所に転移されるんです。その時怪我はすべて回復されるみたいです。もちろんクリアした時の怪我も回復してもらえますよ。


ただその腕輪を付けていないと負けた時は本当に死んじゃいますから気をつけろと言われました。



それと負けると赤く光るようになるのですが、そうなるとその日はもう試練に挑めません。転移の魔力が無くなってしまった状態だそうです。


ただ次の日になればまた緑色に戻って試練が受けられるようになります。」



そう言いながらカジノの隣の部屋へ連れて行かれる。もう全員一緒なので50+5人での大移動だ。



隣は透明な板の様なもので仕切られただけ、カジノからも中身が見えるのだが、壁に掛けられた大きな絵が動いている!


しかものその絵は子供達で魔物と戦っているではないか!


それと見ている大人達が頑張れ!などと声援を送っている。



「なんだ、あれは!子供が襲われているじゃないか!」


思わず大きな声を立ててしまった。


「ジョーさん、これがさっき言った試練の映像です。勇者様の加護があるので子供達でも安心して参加できるのですよ。」


なん・・だと・・・。


「じゃあ、この絵は?」


「これも勇者様の力の一つで、今行われている試練を離れたこの場所で見る事が出来るのです。」



そんな事が出来るのか、勇者というのは。



「ハルキ、この声援を送っている人達は何だ?いったい誰だ?」


子供が戦っているというのに呑気に応援など大人の対応とは思えん。


「ああ、ここにいる人達は私と同じように転移陣を見つけて遊んでいる人たちですね。


ああやってモニターを見てどちらが勝つかでお金をかけているのです。ですから自分が賭けた方の応援をしているのですよ」



「子供達に戦わせて自分達は見物か?気に入らんな」


「まぁまぁ。今はたまたま子供が映っているだけですよ。子供が戦っていても安心して見ていられる程安全なんですよ。それに賭けた金が2倍になったらと思うと応援もしたくなるでしょ?」


「2倍だと?」


「はい、その時の挑戦者のLvによって倍率が変わりますが、弱い方が勝ったりすると3~10倍になる事もありますよ?」



なんだって?10倍・・・・?



「これは5人PTまで一緒に挑めるのですがジョーさんのPTで入ったとしたら、今子供たちが戦っているウェアウルフなんかに負けないでしょう?」


「当たり前だ。」



「そうなるとみんなジョーさんに賭けるわけですよ、すると賭け金が偏るので配当が下がるんです。


ところが万が一ウェアウルフが勝ってしまったとします、例えばですよそんなに怖い顔しないで。


ウェアウルフが勝ってしまった場合、ジョーさんに賭けてた人たちは全員が賭け金を没収され、ウェアウルフに賭けていた人たちで山分けになるんです。


そうなったら10倍ではきかない金額が戻ってくるんですよ。」


「なるほどな、ようは見極めも大事だってことだな。」


「そうなりますね」


「もしもの話だが、もしも俺達がわざと負けてだ、負ける方に賭けていたらその金はもらえるのか?」


「あ、自分達が参加する試練に賭ける事は出来ないんです。それと参加していない仲間に負ける方に賭けさせてジョーさん達が負けた場合はお金も貰えるみたいですよ。ただその場合ここでみんな見てるので「ウェアウルフに負けたBランクのジョー」とか「金の亡者ジョー」などと噂されるのを覚悟した方がいいかと。それにもしジョーさんが賭けてる相手が明らかに手を抜いて負けたりしたらどう思います?」


うわっ!そう言われてみたら確かにそうだ。もちろん怒るし文句を言うかもしれない。


しかもそんな噂が流れてしまったらもうこの町で遊べなくなってしまうだろう。


地道に稼ごう。地道にコツコツ賭けよう。そうしよう。




「いまからこの子供達に賭ける事は出来るのか?」


「残念ながら賭ける事が出来るのは試練が始まる前までです。一応受ける挑戦者と待ち受ける魔物の名前とレベルは事前に分かりますので参考に出来ます」



なるほど、一度やってみるか。


次の対戦者はエブというLv62の女か、一人での挑戦の様だ。


魔物の方はウェアウルフにゴブリンリーダー、オークにオーガ全員Lv20~30か。


Lvだけ見れば圧倒的だが、子供達のモニターを見てると1匹ずつ相手するようだし、4連戦か。階段を下りたりと移動の時間も必要だ。


俺ならどうだ?1:1で倒せるのか?しかも連戦で時間制限もある。1体15分・・・・いけるか。



「よしエブという挑戦者に銀貨1枚だ。」


「おお、なかなかの大金ですよ。今の倍率だと2.1倍ですね。子供たちもそろそろ終わりそうですしもうすぐですよ」



そう言うと子供達は苦戦はしたものの勝ったようだ。



10分後さっきまで戦っていた子供たちがこの部屋に入ってきた。



「ユウ兄ちゃん、見てたかー?勝ったぞ!」


「おお、見てたぞ。まだまだ弱いなカイ。ただちゃんと賭けておいたから儲かったよありがとうな。」


「そのうち兄ちゃんにも勝ってやるからな。」


「待ってるそ。お、次はエブだぞ、ちゃんと見て勉強しておけ。」


「おぉー、エブ先生がんばれー!」



あのエブというのは子供達の先生なのか。少し見ものだな。



―――などと30分前には余裕かましていました。



「なんだ、あのエブという剣士は?たった30分で全部倒してしまったぞ。」


「ああ、あのエブ先生は孤児院で子供たちに戦闘を教えてますからねぇ。強いんですよ。それよりジョーさん賭けに当たりましたよ!」



あ、ああ。すっかり賭けを忘れて見入ってしまっていた。


先ほど賭ける為にお金を入れた鉄箱に、今度は賭けた時に貰った紙を入れる。するとジャラジャラと銀貨が2枚と大銅貨が1枚出てきた。


本当に倍になったな。今度は30分で倍だが賭けだけ買って、見ずにスロットを回していればもっと増えるかもしれない。



ここはハルキの言うとおり夢の町かもしれないな。




「ジョーさん、これで終わりじゃないんですよ。ここニューべガスの最大の目玉は____なんです。」





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― 新着の感想 ―
[気になる点] 楽しく読ませていただいています。少し気になって書き込みました。フルポーション白金貨1枚以上するのにメダル5000枚はさすがに安すぎませんか?
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