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2話 プロローグ2

ブックマークしていただきありがとうございます。

 



「うるさい。黙れ」


「あ、はい」



 怒られた……


 眩しいほどに光ってる人に怒られた


 たぶん神様だろう。逆らっていい事は無いはずだ。




 怒られたことにより少し冷静さを取り戻した


 そうだ、まだ異世界と決まったわけではないのだ。



 冷静になると自分の体がおかしな事に気付いた


 目は見えるのだが手足が動かない


 横を見ると光の玉がいくつか並んでいた


(これは魂という事かな?じゃあ俺も今はこうなっているのか。ってことはやはり死んだのか?)





『さて全員揃ったね。じゃあ説明するよ。


 今から君達10人は異世界へと転生してもらいます』



「お…………」


 思わす叫びそうになったが何とかとどまった。


 怒られるの嫌だし、俺も大人だから1度注意されれば気をつける(やらないとは言ってない)



 しかし念願の異世界転生だ!!


(キタキタキタキターーー!)


(魔王退治か、ダンジョン攻略か、いいぞいいぞ、何でも来い)




『その世界で君達にはダンジョンマスターをしてもらいます。拒否権は無いのであしからず』


(あーーそっちかぁ。ダンジョンマスターね。オッケーオッケー)



『理由は特にないけど、目標はあったほうがいいと思うから、君達の先輩達には1兆DPを目標に頑張ってもらってるよ。


 君達もそこを目標に頑張ってくれ』


(おー、先輩マスターもいるのね。仲良くなってご指導されたり、バトルとかもあるのかな?いいねいいね)



『ダンジョンを運営するのにいくつか注意点があるんだ。


 まず1つ ダンジョンコアを破壊されない事。破壊されると死ぬからね?


 あ、ただ寿命で死なないように「不老」のスキルを君達には付けておいた。


 年はとらないがLvアップすれば肉体は成長できるからね。


 ただ寿命で死なないというだけで攻撃を食らうと普通に死ぬから気をつけてね。



 それからルールその2。攻略不可能なダンジョンの作製は禁止。


 コアの破壊を以て攻略となるから、通路と繋がっていない隔離部屋にコアを置いたり、開かないドアを設置したりするのも禁止ね。


 たとえば水中に次の層への階段を作っても下の層に水が流れ込むし、


 部屋に鍵を付ける場合はその扉近くにヒントを置かなければいけない。


 もしルール違反のものを作ろうとしてもコアから注意が出て作成できないんだけど一応ルールとして伝えておくよ



 ルールその3。ダンジョン同士での侵略禁止。


 配下を使って他のダンジョンを侵略することは禁止する。


 最初はこのルールなかったんだけど先輩たちが新人いじめしちゃってね。


 ダンジョン同士じゃなく人間達と争ってねってことにした。


 ダンジョンの魔物同士で争っても経験値は入らないようにしたからね。


 あ、逆にダンジョン同士の同盟や交流は自由にやっていいよ。




 ルールその4、最後のルールだ。


 10年に一度マスターの集まりを開催する。


 その10年で死んだマスターの数を確認してるんだ。


 そして後日、あらゆる世界から追加召集する。


 それが今回の君たちってことだな。


 今回召集されたのは10人だ。まぁ一度に呼ばれる人数としては多いほうだな。


 まぁ同期が多いってことは仲間も多いがライバルも多いってことだな。


 10年後の集まりで全員がまた会えるよう知恵を使って努力してくれ。




 大きなルールとしてはこんなところかな?もしかしたら3の様に後で追加があるかもしれないな。



 さて何か質問ある?発言を許可するよ』




(ふむふむ。1と2はよくある事だから分かるが3は初めてだな。まぁ最初の目標は10年生き延びる事だな!)



 情報を整理しているとほかの魂?の人から質問が出た



「質問よろしいでしょうか」


『おっ、いいよ。どうぞ』


「DPはどの様に貯めるのか教えてもらえますか?」



『あー、それについては君たち一人一人に補佐を付けるからあとで聞いてくれ。


 ダンジョンの作り方、モンスター召喚、DPの集め方、レベルアップなどいろいろあるからね』


「分かりました。ありがとうございます」


(補佐ね、秘書的な感じかな?エロい美人秘書がいいな!)



「スキルはもらえるのでしょうか?」


(おっ、それ重要!チートください、チートスキル)



『スキルはさっき伝えた「不老」と「迷宮創造」それとこの世界の言葉がわかる「翻訳」だ。


 今まで生きてきた経験も多少反映されるかもね』


(今までの経験か。剣術と料理と・・・あと何かお願い!強奪とか!)



「はい。今までの世界にダンジョンがあったのですが、それらを参考にして同じように作ってもいいでしょうか?」


『構わない。それも含めて経験であり知識だからな』


(ダンジョンがあったという事はスキルやモンスターも存在したのかな?


 そしたらその差は大きいな、それこそチートだな)



「今回の10人が多い方だと仰いましたが、前回は何人が呼ばれて、そのうち何人が生き残っていますか?」


『いいねぇ。前回は7人だった。そして生き残っているのは0だよ』


「え?」


(0っていないってことか。結構厳しい世界なのか。これは慎重に行くべきか・・・)





『さてもういいかな。そろそろ時間だから君達を新しい世界に送るよ。


 次に会うのは10年後だ。何人残ってるか楽しみだ。


 では健闘したまえ』



 足元に魔法陣のような物が広がっていく。



「よっしゃー!行くぜ異世界!目指せダンジョンハーレム!!」




 30秒前に慎重に行くと思っていたユウだったが、やはり長年の夢がかなったと喜びが爆発したのだった





『おっとハーレムで思い出したよ。


 君達はダンジョンマスターという特性によって睡眠食事繁殖が必要でなくなったんだ。あと排泄もね。


 だから性別は無性にしておいたよ。ニッコリ』






 なにぃぃぃぃぃぃ!!!




 目の前が視覚的にも希望的にも真っ白になった。







お読みいただきありがとうございます。


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― 新着の感想 ―
[気になる点] 寿命で死なないというのは不死ではなく、どちらかと言えば不老なのではないでしょうか? 老衰で死なないだけ、というならば死ぬ一歩手前までは老化が進むだけとも考えられます。
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