開戦
その後カラスマと別れ、お互い忙しい日々に戻っていった。
その一週間後のことだった。
またもや敵軍が攻撃をしてくるという情報が入ったのだ。しかも前よりでかい規模らしい。
「大丈夫なんですか?」
俺は大佐に尋ねた。
「なぁに心配するな。しかも今回はとっておきがある。」
とっておき?聞いたことないな。
「何ですかそれは?」
「まぁ、後でのお楽しみだ。それより命令を伝えろ。今回の作戦は狙撃部隊主体でいく。歩兵部隊は狙撃から逃れた取り逃がしだけをねらえとな。」
「狙撃部隊ですか・・・わかりました。」
俺は魚(腐)事件の時のようなことがないことを祈りつつ、命令を伝えに向かった。
数十分後、いよいよ敵の軍勢が見えてきた。
「うわっ」
ホントに前とは違う大きい軍勢だ。
「あぁ、ちなみに今日は全部隊に催涙弾を持たせてある。」
「なんでふつうの弾丸を使わせないんですか?」
「弾薬の節約だよ。」
むしろ催涙弾の方が節約するべきだと思うんだが…まぁあまり出番のない弾薬だからな。そういう意味での節約なんだろう。
「お、そろそろくるぞ。」
一気に緊張感が高まる。今回は狙撃部隊を主体にするといっていたが、あの少ない人数の狙撃部隊を主力にまわして大丈夫なのだろか…
ドォォォン!
地を這うような低い音とともに敵軍の大砲が発射された。
少しシリアスな話になってしまいました。




