真田幸村くんー秀頼くんはちくわが好きだった
ゆうゆうと三途の川を渡ろうとしていた幸村くん。
「私を美しいなんて言って持ち上げといて許さない!ケンちゃん秘伝奪衣婆キーック!」
奪衣婆ちゃんに奪衣婆キックを喰らわされた幸村くん。蹴り飛ばされて現世に。
気がつけはそこは幸村くんが討ち死にした場所でした。よかった。兄ちゃんみたいに◯◯溜めの中じゃなくて。
ふらふらと大坂の町に出た幸村くん。奪衣婆ちゃんに着物を脱がされていたので、すっぽんぽんの姿で。
町の人々はうろんな目で幸村くんを見ています。親は子供の目を手で隠して言いました。
「見ちゃいけません。目が腐ります」
「でも…」
優しい女の子が幸村くんにお盆を差し出してくれました。
「かたじけない」
お盆で急所を隠しながら歩いていると手毬唄が聞こえてきました。悪魔の手毬唄ではない。
「花のような秀頼様を鬼のような真田様が伴をして、落ちも落ちたり、薩摩の島津まで」
秀頼様は薩摩まで落ちのびられたのか。
「うお~!秀頼様、今、参りますぞ〜!」
さすが日本一のつわ者。すっぽんぽんをものともせず、急所をお盆で隠しながら走り抜け、途中の門司海峡を犬かきで泳ぎきり、薩摩の島津までやって来ました。
「あ!幸村くん!今、来たの、遅かったね」
秀頼くんはちくわを食べてまったりしていました。秀頼くんはちくわが好きだった。
おわり。
真面目な戦国も書いてます
もし「万福丸が処刑されずに薬師として生きたら?」というガチな歴史IFに興味がある方は、こちらをどうぞ。
『ある薬師の一生 〜浅井万福丸の生存ルート〜』
https://ncode.syosetu.com/n0053lh/
※こちらはIQを捨てていません




