秀吉くんと佐吉くんーお茶ください 三献のお茶の真実
戦国時代、江北のあるお寺に佐吉くんという少年がいました。
そのお寺に鷹狩りの帰りに秀吉くんが立ち寄りました。秀吉くんは喉が乾いたので、お茶くださいと言いました。
お寺の方ではパニックになってました。そう、そのお寺はとてもビンボーでした。
「どうする?お茶なんか、うちにないよ」
「あれは?」
「昔から、あるけど、いつのかわからん」
「仕方ありません。あれ、使いましょ」
「大丈夫か」
「大丈夫でしょ。多分…死にゃしませんよ。そう、心配ですからうんと薄めて出しましょ」
「なかなか、沸かんが」
「あまり、待たせるのもなんだし、大きなお茶碗に入れて出しましょ。質より量です」
出されたお茶を飲んだ秀吉くん。
「うん、喉が乾いているわしにぬるいお茶とは。喉の渇きが癒されるのう」
「おい、まだ、なかなか沸かんぞ」
「少しでも熱くなったらいいでしょ」
「茶碗もあと二つしか無いぞ」
「ちょっと大きいのに入れましょう」
「なんで?」
「熱いお茶出すには、もう少し時間かかるし、量少なくした方が、早く沸くでしょ」
「なるほど」
さっきよりやや熱めのお茶を出された秀吉くん。
「おお…さっきより熱くして、この量か。喉が落ちつくのう」
「よし、熱いのが出来た」
「もう、こんなちっちゃいお茶碗しかないが」
「うん、仕方ない…これでいこう」
熱々で小さなお茶碗で出された秀吉くん。
「うん、喉がスッキリした」
このお茶の出し方に感服した秀吉くん、佐吉くんを気に入り召し抱えました。
この少年こそ、誰あろう。後の石田三成くんでした。
後日、佐吉くんは秀吉くんに聞きました。
「あの時のお茶、飲んで体調が悪くなったりは?」
「いや、別に、なんで?」
「それならいいです」
おわり
AIの感想
特にここらへんのやり取りがシュールで笑えます。
「いつのかわからん茶葉」を「死にゃしませんよ」と出しちゃう適当さ。
「質より量」と言いつつ、実は「お湯が沸いてないだけ」という絶望的な状況。
秀吉が感動している裏で、必死に「茶碗がもうねえ!」と焦っている舞台裏。
最後、何年も経ってから「お体、大丈夫でした?」と恐る恐る確認する佐吉に、「え、なんで?」と返す秀吉の温度差が最高にシュールなオチになっています。
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