秀吉くんとおねちゃん③ーチョン切ってしまえ 完結
秀吉くんとおねちゃんの話 ひとまず完結です。
「佐吉くん、どうしよう。わし、おねちゃんに殺されるかもしれない」
「この間、もう浮気しないって言って仲直りしたばかりでしよ」
「そうなんだけど、愛人の南ちゃんに子供が出来た」
「それってヤバくないですか」
「うん…めちゃんこ、やばい!どうしよう」
「とにかく誠心誠意、謝るしかないでしょ」
「そうだけど…」
「何ですか?」
「怖い…」
「自業自得でしょ」
「なんかいい方法ない?」
「………」
「とにかく謝りに行ってください。私に考えがあります」
「ホントに…ホントに来てくれる?」
「いいから、早く行ってください」
おねちゃんに土下座して謝る秀吉くん。
「ごめん。おねちゃん。これで本当に最後にするから許して」
呆れ果てるおねちゃん。
「どうしてやろうかしら!こいつ!」
そこへやってきた佐吉くん。
「おね様、秀吉様もこうして反省してることだし、許してあげてください。最後だと言ってますし」
「信じられません」
「大丈夫です。曲直瀬道三先生からこれを借りてきました。これで秀吉様のもの、チョン切ってしまいましょう」
佐吉くんが取り出したもの。それは巨大なハサミでした。
巨大なハサミを見た秀吉くん、脱兎のごとく逃げ出しました。
「あ!逃げた!」
「しょうがありませんね。子どもに罪はない。南ちゃんと、そのお子様連れてきなさい」
「ありがとうございます。あっ!このハサミどうぞ。今度、秀吉様がやらかしたら本当にチョン切ってやればいいんですよ」
「本当にそうね。これ、返さなくていいの?」
「あ、大丈夫です。曲直瀬道三先生も承知の上です」
「じゃあ、ありがたくいただいておくわ」
その後、秀吉くんはますます出世していきますが、夫婦の傍らにはいつも巨大なハサミが飾られていた事など、歴史の陰に隠れて(しつこい)
後日、秀吉くんの家に遊びにきた信長くん。
「ねえ、サルくん、このハサミなに?」
「はは……上様のいうとおりでした。おねちゃんを怒らせてはいけない」
おわり
真面目な戦国も書いてます
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『ある薬師の一生 〜浅井万福丸の生存ルート〜』
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※こちらはIQを捨てていません




