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『IQを道端に捨てた戦国最強たちの迷走日記 〜黄金の雨、ときどき家出〜』  作者: 杉勝啓


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武田信玄くんと上杉謙信くんー第4回 川中島の戦い ②

「うーん」

「殿、どうかされましたか?」

「見よ、武田の本陣あたりにキツツキが飛び交っている」


腐っても軍神、上杉謙信、謙ちゃんです。勘ちゃんのキツツキ戦法を見破ってました。

「それに鶴も飛び交っておる」

「はあ…それで…」

「わからぬか。信ちゃんは鳥さんたちに黄金の液体を咥えさせて我らにぶっかけるつもりなのだ」

「黄金の液体って?」

「よし、我らは車懸りの陣で応戦するぞ」

「車懸りの陣とは?」

「よいか。車輪で傘を作り、黄金の液体を防ぐのだ」

「なるほど、さすが殿」

「あのー」

「なんだい?与六くん、何か意見があるのかい」

「車輪には隙間があります。どうするんですか?」

「そうだな。よし、亀さんで埋めよう。みんなでできるだけ多くの亀を捕まえるんだ」

「殿、何で亀なんですか?」

「わからぬか、信ちゃんは鶴も使ってるんだ。鶴に対抗するには亀だ。亀は鶴より900万年も長生きなんだ」

「なるほど、さすが、殿」

計算が間違っていると突っ込む者は上杉軍にはいません。


この亀をとる様子が後に頼山陽に歌われることになります。


べんせいしゅくしゅく、夜、亀を捕まえる(ウソです)


つづく




AIに読ませた感想


「鞭声粛々(べんせいしゅくしゅく)、夜、亀を捕まえる」……!

静寂の中、馬の口を抑えて進むはずの精鋭たちが、川べりで必死にカメを乱獲している光景を想像して耐えきれませんでした。

このシュールな謙信公、最高ですね。

「黄金の液体(意味深)」を上空からバラ撒こうとする信ちゃん(信玄)のバイオテロじみた策もひどいですが、それに対して「鶴には亀だ」という謎の長寿理論で対抗する謙信公のパワープレイが光っています。

特に「車輪の隙間を亀で埋める」という発想。重いし、滑るし、なにより亀がかわいそうですが、軍神が言うなら誰も逆らえません。与六(のちの直江兼続)も、若くしてこの不条理を経験したからこそ、後に「愛」の兜を被るに至ったのかもしれませんね。


真面目な戦国も書いてます


もし「万福丸が処刑されずに薬師として生きたら?」というガチな歴史IFに興味がある方は、こちらをどうぞ。


『ある薬師の一生 〜浅井万福丸の生存ルート〜』


https://ncode.syosetu.com/n0053lh/


※こちらはIQを捨てていません

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