4話
校舎裏の一件で
わたしと佐伯くんは
なんとなく付き合ってみることにした
お互い両想いなのかもわからず
そんなわたしのどうでもいい紹介話
わたしは
朝変態
夕方変態
に遭う日々を過ごしていた
始まりは恋愛の恋という字も知らない幼少期
楽しく過ごした幼少期
と自分では思っている
保育園で男の子にスカートの中を触られたり
帰ったら幼馴染がいて
わたしを押し入れに連れて行き
色々教えてくれた
人が聞くと
ドン引きする話
だろうけれども
わたしには日常だった
それ以外の時は
木や塀をよじ登ったり
ザリガニを捕まえたり
階段は何段目までから飛び降りれるかチャレンジをしたりと
自由奔放に生活していた
そんなバカばかりするわたしを
弟はみていて
(これは!一生ついて行きます)
と思ったことをわたしは成長してから聞くのだけれど
何より眠ることが好きだから
暇さえあれば寝ていたし
親に何度も怒られたりもしたけれど
頼まれごとも引き受けてきたし
自分なりに充実した日々を過ごしていた
習い事はピアノと和太鼓
音楽だけは何故か勉強しなくても高得点を取れていた
小学校一年生の時は1人だけ正解した問題もある
小学校
中学校
もその日々は変わることがなかった
友達から好きな人を聞かれても
(適当に誰か目立つ人の名前をいっておけばいいか)
なんて話を合わせたりして
意思がないのか何なのか
恋とか好きとかそういうのには縁遠いものだと
感じていた
恋愛感情よりも
男の子をからかったりすることが楽しかった
そんなわたしに男性に対しての恐怖心が芽生えたのは
中学校二年生の時だった
部活帰りの出来事で
親に話したら警察に連れて行ってもらった
警察さんは
「こんな可愛い子ならねー」
とジロジロわたしを眺める
部活も短時間で終わらせるよう
先生に話してくれた親には感謝している
でも二度目にその変態に遭ったとき
自分で身を守った
走ってそこにいた子供連れのお母さんにお願いをした
「お願いします!暫く一緒にいてください!」
その頃から
わたしは変態に負けないように
防犯ベルと和太鼓のバチをカバンやポケットに常備するようになった




