9 女の戦い
俺達は色魔のリリを倒す為悪魔族な根城に来ていたが何故が変な状況になっている。
俺に一目惚れしたという色魔のリリvs何故が怒っているシルビアさん。
一体なんでこんな状況になったんだろぅ。
「たかだか、配下風情のエルフがわたくしと旦那様のラブラブな時間を邪魔しないでくださる?」
「旦那?笑わせないでくれるかしら。色魔のなんて異名が着いて穢らわしい。そうやってすぐ男に媚び売るからそんな変な異名が着くんじゃないかしら」
「あら?わたくしは何もしなくても相手がわたくしに尽くすようになるから呼ばれているのよ。あ、貴方にはそんな経験ないから分からないか」
リリとシルビアの視線が交差する。
俺は息を飲む。アスラもこの雰囲気では何も出来ない。
硬直した状況はシルビアの魔法によって一気に加速した。
「氷槍!」
リリに向かって氷の槍を放つ。だが、リリは即座に身を曲げ反撃を繰り出す。
「風槍」
シルビアの氷の槍に対してリリは風の槍で攻撃する。
お互いレベルの高い攻防に俺とアスラはただじっとして見る事しか出来なかった。
お互い魔法をうち続けていたが、シルビアが先にバテてしまった。シルビアも相当な実力者だが、リリにはあと少し届かなかった。
「あら?もう終わりなのね?じゃあこれでさよならね」
リリがシルビアに留めの魔法を放とうとした。
さすがにこれはまずい。俺が止めないとシルビアがやられてしまう。それは絶対に阻止しなければならない。
俺はリリの前に出て静止する。
「これ以上はやらせない。お前俺に一目惚れしたんだろう?なら俺の配下になれ。俺の配下になれば結婚は出来ないが一緒にいてやれる事はできる」
リリは顔を紅潮させ、プルプル震えている。
「うん///なる、配下になる///」
なんだろう。さすが色魔だ。すごくえっちだ。
俺とリリの会話を見てシルビアが激怒する。
「何故とめたの!!私が負けるとでも思ったわけ?ちょっと押されていただけであそこから逆転出来たわよ!」
シルビアは顔真っ赤で涙目になりながら俺に訴えてきた。
この子は、やっぱりちょっとポンコツなんだろう。見ててすごく面白い。
「わかったわかった。一先ず仲間も増えたし一件落着だろ?」
俺はシルビアを慰め、リリに向き合った。
「てことで今日からよろしくね。俺はアクト。ゾンビだ」
リリは驚き、目を丸くする。
「レアモンスター?でも明らかに、、、まぁそんな小さい事気にしないわ。今日からよろしく頼みますわ。わたくしはリリ。色魔のリリ」
俺とリリは自己紹介を終える。だが、この結果に納得して居ない者もいた。
「おい!仲間にするだと?アクト!我らを長年苦しめた奴らのリーダーだぞ!そう安安許すわけには行かない!」
たしかに、150年もの間苦しめられたんだ。簡単には許せないだろう。どうするか?リリの実力はシルビア以上だ。手放す訳には行かない。
「ケジメを求めているのね?わかったわ。わたくしたちが手に入れた土地は全て返上するわ。今持っている金銀も全て差し上げるわ」
アスラは少し悩んだが、渋々納得したようだ。
だが、この場にもう1人納得していない者がいた。
「ふざけるな!!リリ!貴様!ろくに俺様に協力せずそんな雑魚ゾンビの配下になるなんて狂ってんのか貴様!!」
ものすごい怒号を放ったのは雷魔のバアルだ。
「おい、リリあいつめっちゃ怒ってんだけど大丈夫なの?お前リーダーじゃなかったのかよ」
「わたくしは奴に呼ばれてここに来ていただけなのです。なので実質的なリーダーは奴なんです」
仮にリリに近い実力者ならまずい。リリは先程のシルビアとの戦いで疲労している。今戦えるのは俺とアスラだ。
「お前達!今すぐ竜人族の元へいき、皆殺しにしろ!」
バアルは自分の配下に命令を下した。その一言により周りにいた悪魔共は竜人族の集落に飛び出て行った。
「まて!アクト!ここは頼む。我わ村に急ぐ!」
アスラは焦った様子で羽を広げ、飛んで行った。
俺だけ残して行かないでよ、、、俺バアルにかてるか?
俺が不安と戦っていると、バアルがリリに対して攻撃をする。
「雷雨!痺れて死んじまえ!!」
リリに向かって放たれた雷雨は、雷が雨の様にリリに、降り注ぐ。
リリはそれを体力が底を着くまで避け続けていたが、限界が来てしまった。
ぐはっ!!
リリに雷が直撃し、リリの身体に強い電気が流れる。血液の様に流れる電流がリリの身体を痛めつける。
「昔から貴様の事は気に入らなかったんだ!いつか貴様の魂を食らい尽くそうって決めていたんだ!やっとだ、この時をずっと待っていた」
バアルはリリの前に立ち不敵な笑みを浮かべる。
リリの命が危ない、その時、1人の少女が立ち上がった。
「その女を倒していいのは私だけだわ。貴方の様な低俗な悪魔に横取りはさせない」
先程まで命の取り合いをしていたリリを守ろうとするシルビア。
俺の配下になることを約束した事により仲間意識が芽生えたのか美しい姿だ。
あれ?俺だけ何もしてなくない?まぁここは一旦彼女達に任せよう!!




